ドグラ・マグラ (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス (2008年10月1日発売)
3.13
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本棚登録 : 621
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600123

感想・レビュー・書評

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  • この手の話はネタバレすると途端に面白みが半減するのでかなり注意しましょう。そしてネタバレします。



    うん、読むと気が狂う話って言うからどんなものかと思ったらエンドレスでしかも誰も幸せになれない話だった。確かにこれは読後感が悪い。でもよく作りこんであるからそんなに嫌いな話ではないかな。そしてマンガにしてもこれだけ面白いのだから原作はさぞやリアリティがあることだろう。この作者はいつもミステリー系を書いてるんだったっけ。やっぱりどこかジャンルの書き方みたいなものをマンガからでも感じるなあ。
    原作ではないので、内容よりも主にマンガの描き方について触れておきたい。一読してからもう一度読み返してみると主人公と若林教授の反応の仕方がそれぞれ非常に頷ける。ちなみに一ページ目を見たときからそれが分かる。冒頭に入る火と女の首と鍬の描写。そして「次こそこの事件を解決する」と意気込む若林教授。内容だけ追っていくマンガならばこれで十分に雰囲気が伝わってくるし、もう一度読み返したときに伏線が非常に上手く盛り込まれていることに気づく。これが原作でどう書かれているのかが気になるところである…が、私は遅読なので、読みきれるがどうかは分からない。

  • 小説読みきれず、マンガで読んでしまった~。
    これは小説で読み通すべきだったな~。失敗。

  • 以前から読みたかった本。オリジナルは20年前に読了。そう、ちょうど、エキストラで乗せてもらっていた他大オケの合宿に行く途中、越後湯沢かどこかの駅でバス待ちしていたときに読んでいたな。それはそうと本題。こういう内容だったっけ?っていうのが感想。原作は、読んでいると頭の中でグルグル何かが回って、混乱の渦に巻き込まれる感じだったから。チャカポコチャカポコ。原作をもう一度読んでみたくなった。原作との橋渡しとして十分に役割を果たしていると思う。癖がある絵のタッチだけれど、かなり内容にマッチしている。

  • 九大の話なんで親近感湧く。漫画だからさらりと読めた気がする。

  • 小説特有の「現実と非現実が交錯し、読者自身が見失うような感覚」は味わえませんが、基本的な話の筋を理解するにはピッタリな本だと思います。
    「ドグラ・マグラ」に興味があるも難しくて手が出せない方に読んで欲しいです。

  • 2009年読了。

  • この「マンガで読破」シリーズを、初めて原作を読まずに読みました。
    手軽に話のオチ分かっていいな~というのが読んだ直後の感想でした。
    多分、原作読んでる人には不服な点もあるんだろうなあ・・・

  • とても75年も前の小説とは思えない、今でも十分インパクトのある論理的に練られたストーリー。

  • 胎児よ胎児よなぜ踊る、母親の心がわかって恐ろしいのか、、、?。
    迷宮入りの事件に記憶のない少年、医学部長の若林博士、精神医学医の正木教授、

    謎が一つ一つ解ける度にページをめくるスピードがあがる、衝撃のラストに目がはなせない。

  • 小説では読んだことあったけど、だいぶ内容を忘れてしまったので購入。マンガにしちゃうとあっという間に読めますね。おどろおどろしさはきっと小説にはかなわないけど、話のあらすじを知るにはいいかも。

著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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