- Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781605937
作品紹介・あらすじ
中世から近世へと移りゆく変動の時代に、より確実な学問を求め続けたデカルトは、万人に平等に宿る「理性」を正しく用いることで、絶対確実な真理を得られると考えた。そして、すべてを疑うという方法的懐疑のなかから導き出された真理とは…?近代哲学の基礎を築いたデカルトの、真理をつかむ方法が記された、哲学入門書を漫画化。
感想・レビュー・書評
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難しくて理解が出来なかった…
この本の内容をもっと自分に落とし込むことが出来たらよかったな、とおもった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デカルトの生い立ちから、なぜ方法序説を考えたのかがまんがにしている分比較的分かりやすくなっていた。ただ、デカルトの考えを理解するのは難しいなと本当に思った。筋道をたてて物事を判断する4つ規則は思考の基本だなと感じた。
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訳書の敷居が高く感じている方や難しく感じた方にオススメの一冊。
案内役の博士が二人の生徒に「方法序説」について解説する形で話が進んでいく。
要点を抑えつつ、時代背景やデカルトの出自についても触れられているので理解しやすくなっている。 -
「理性を正しく導き、学問において、真理を探究するための方法の序説。加えてその試みである屈折光学、気象学、幾何学」正式名、長い!
価値観に左右されない普遍性、実用性、誰にでも活用できる確実性を追求。
哲学は、各種科学という実のなる木であり、その根は形而上学。
個人的思想活動を超え、万人による学問発展を目指し、何年も仙人のように引きこもって考えては、旅に出て遊ぶ、いや人と交流して見識を広める。いいなあこういう人生。旅芸人みたいな生活、どうやって生計を立ててしいたのだろう。デカルト自身に興味を抱いた。 -
『方法序説』といえば、「タイトルは知っているが読んだことのない」代表的な古典です。そもそも『方法序説』を読もうと思ったきっかけは『理科系の読書術』でした。
http://naokis.doorblog.jp/archives/Discourse_on_the_Method.html【書評】『方法序説 (まんがで読破)』 : なおきのブログ
<目次>
プロローグ
諸問題の考察
方法の規則
道徳の規則
形而上学の基礎
自然学の諸問題
学問の展望
エピローグ
デカルトが求めていたであろうもの
・普遍性
・実用性
・確実性
方法の規則
・明証性の規則
・分析の規則
・総合の規則
・枚挙の規則
暫定的な道徳「格率」
・住んでいる国の法律と習慣に従うこと
・一度決めたことは疑わしいものでも毅然と従うこと
・運命や世界の秩序を変えようとあがくよりも、自分の考えを変えるよう努めること
方法的懐疑
少しでも疑いのあるものは偽であるとして徹底的に排除し、最後に残った疑いえないものが真理であるという考え
疑いのあるものとして排除したもの
・感覚
・推論
・思考
最後に残ったもの:疑っていると考える私は確かに存在している
「我 思う ゆえに 我あり」
不完全な存在=自分
完全な存在=神
心身二元論
・物体は精神とは区別された存在
2018.07.17 予約
2018.08.17 読了 -
まんがで読破を読破するシリーズ。
デカルトって数学とか自然科学者でもあるのに、完全なる存在として神は存在するっていうところに、時代を感じるな。
先生と生徒が語り手でいて、デカルトの伝記を交えながらの構成になっていますが、要所要所でまとめとおさらいが入っていて、分かりやすい。
「我思う、ゆえに我あり」と「私以外、私じゃないの」の違いは何だろうって悩んでしまいましたが、理性を正しく導く方法を意識して、考えていきたいと思います。 -
レビュー省略
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方法序説って序文なんだ…
原文を読んでみたいと思った
このマンガはそのための橋渡し役になったと思う。
我思う故に我あり -
デカルトが、理論の為に使った時間は、今色んな人が共有している。本よりは分かり易いけど、やっぱり難しかった。
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方法序説って、自然科学の論文のための「序文」だったとは知らなかった。個人的には哲学者というより、デカルト座標の数学者というイメージが強いので。