GONZALES IN NEW YORK

  • イースト・プレス
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781616995

作品紹介・あらすじ

「危ない場所なんて、あるんですか?」

「なんでもあるだろ、だってニューヨークなんだから」



 「クレイジージャーニー」で人気のジャーナリストが見た、“憧れの街”の裏側。



人口およそ2000万人の巨大都市で、多くの人種や職業の人が集まり、巨大な経済圏になっていれば、想像できる種類の犯罪や社会問題は必ずある。売春はあるし、ドラッグも頻繁に売買されている。マフィアもいるし、ギャングもいる。超セレブの家の近所に餓死寸前の貧乏人やホームレスがいたりする。おびただしい量のカオスを内包した巨大都市なのだ。



得体の知れない街

『BECK』が描いたアメリカに憧れて

ガイドブックはいらない

俺の土地勘

「Ave」と「St」

アーベックスに出かけよう

バッグの中身

ニューヨークの地下に潜る

モグラ人

最底辺ホテル

泥棒市場

定番スポットの歩き方

初日のジンクス

地下住人との再会

娼婦が抱えた心の闇

プライベート・セックス・パーティー

ドラッグの遊び方

自由が似合うキャバ嬢のKちゃん

この街に集まる人たち

ヤクザとニューヨーカー

売春、あります

ストリップでハッスル

ハッテン場に迷い込む

ゾンビマック

マリファナとニューヨーカー

ドラッグの買い方

プッシャーお宅訪問

パブリックアート

伝説の地下美術館

ニューヨーク都市伝説

ニューヨーカーの伝説

移民ごはん

中国人店主がいれる不味いコーヒー

ベンダーのホットドッグと1ドルピザ

スーパーマーケットで庶民の味を知る

ドラッグより美味いポークチョップ丼

朝からカッツ・デリカテッセン

労働者の味、キューバサンド

トランプビル、下から見るか

Wi-Fiとエクストリーム充電

チップ

幅10センチの駐車場

お土産はミュージアムショップで

感想・レビュー・書評

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  • 丸山ゴンザレス視点でのニューヨークを知りたくて読書。

    ニューヨークは行ったことない。そんな街の光と影を体験したくなる本。

    著者視点でのニューヨークガイド本のような内容。写真が豊富で見ても楽しめる。写真の多さ、構成には批判もあるようであるが、ガイドブック的な楽しみ方ができて良いと思う。

    著者の現地知り合い、人脈の凄さを感じる。

    中盤に登場する、ドラック、売春、風俗は著者の真骨頂とも言える内容で引き込ませる。

    ニューヨーク、出張なら行きたい街かも。自腹だと懐的に厳しそう。

    読書時間:約1時間5分

  • 花々しいニューヨークにも薄暗くてダークな世界が地下には広がっています、その一端を知ることが出来る本です。

    ゴンザレスさんが行くところには実に様々な
    感情が溢れちいます。

  • 昨年、展示会でご本人とお会いし
    直接購入させていただいた&サインももらった思い入れのある本。
    写真ももちろん楽しめるし、何より内容も面白い。
    いつも持っていくもの
    いつも寄ってしまう、買ってしまうもの
    ふと思い出すこととか場面とか映像とか。
    普段世間(テレビやネット含め)で目にしているのは
    ニューヨークの綺麗なところしか見えないというか
    むしろそこだけ見ていないんだろうなと。
    ドラッグ、マリファナ、娼婦、売春
    地下に住む人や地上に住む人それぞれ
    全部ひっくるめて「ここはニューヨークなんだぜ」って気がした。
    屋台のご飯美味しくないかもしれないけど
    美味しそうに見える、不思議

  • 同じ著者の「世界の危険思想」つながりで。危ないところ行ったことがないかの著者にして異色に思える一冊。もちろんNYだって危険がないわけではない、と。興味深かったのは.../車間距離10cmの縦列駐車を華麗にこなし、出るときは当たり前のように前後の車にぶつける、それが嫌ならゴムカバーでもつければいい、僕はかっこ悪いからつけないけどね、という地元っこ。中国人店主がまずいコーヒーを入れてくれる店。99セントの味もそっけもないホットドッグ。かつての取材対象だった、警察に連行される虚ろな目のホームレスの男、「彼に対して何もしてあげられない、取材で知り合った岳、残酷かもしれないが、ジャーナリストとして必要なスタンス」というフレーズの割り切れなさ。"アメリカ人、特にニューヨークは「ながら」がない、飲むときはひたすら飲み、完全にアルコールが回ったら遊びまくる、ドラッグも同じ。それが流儀"。パブリックアート、funquest氏の作品。

  •  ニューヨークには昔から訪れてみたいと思っていて、特に70年代の15分に一件レイプ、1時間に1件殺人が発生するというような物騒な感じに怖いもの見たさがあった。今やすっかり安全な都市になったというものの、それでも行ってみたいという気分をかきたてられる本だった。特に地下で暮らす人がいるというのはワクワクした。

  • ・2018年1月1日
    ・2018年1冊目

  • 自身の取材や旅行で体験、得た情報を中心にニューヨークに纏わる様々なことが写真とともに綴られている。「クレイジー・ジャーニー」視聴者には刺激が少なく物足りない。‬

  • 海外(特にアジア)での出来事を面白おかしく書いてたこれまでの作品とは違い、少し違う視点からNY での出来事を回想してる感じがした。

  • 約10年前にニューヨークのストリートカルチャーを肌で感じたくて一人旅行したが、その時の感覚が蘇ってくるようだった。とはいってもそんな危険な所には全然いかなかったけど。
    この本にはニューヨークのリアルな日常の様子や、アングラシーンがわかりやすくまとまっていた。
    ただ思っていたよりも危険な話は少なかった。エグい話や写真を期待する人には物足りないかもしれない。
    でもこれを読んでからニューヨークに行っていたらもっと楽しめたかもしれない。
    国連本部の土産物屋(スーベニア)を推していたので、次回行った際には是非立ち寄りたい。
    エピローグを読んで自分も20代は同じような生活をしていたことがあったので親近感が湧いた。
    筆者の他の著書も読んでみようと思った。

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著者プロフィール

丸山ゴンザレス
1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト、編集者、國
學院大學学術資料センター共同研究員。國學院大學大学院修了後、
出版社勤務を経て独立。現在は世界各地で危険地帯やスラムなどの
取材を続ける。主な著作に『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』
(光文社新書)などがある。

「2019年 『亜細亜熱帯怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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