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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781695013
感想・レビュー・書評
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「監禁」と同じ話を弟ラルフ側の視点で書かれたお話。
ラルフがシャーリーのデートに先回りして見張っていたり、シャーリーを襲った日に人殺ししてたり、シャーリーを襲ったのは自宅の中庭で、召使いたちも見ていたんだって、「監禁」には出てきていなかった設定が出てきて、確かに答え合わせな感じがしました。
「監禁」ではシャーリーの記憶がなくなってラルフがしたい放題になってるところで終わってますが、こっちではその後の生活も書かれていて、最終的にシャーリーとラルフに血のつながりがあるってオチには驚きました。
ラルフはシャーリーを血のつながらない姉だと思っていたから、立場は姉弟だとしても、普通の女としてシャーリーを愛していたことになりますけど、シャーリーはラルフと血のつながりがあることを知っていてラルフを愛していたとなるので、本当に病んでるのはシャーリーの方なのかなって思いました。
二人に子どももできてたし、近親相姦ものはあまり好きじゃないので、最後のオチでちょっとため息が出ちゃいました。。。