それでも町は廻っている (12) (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
4.19
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本棚登録 : 829
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785951740

感想・レビュー・書評

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  • 今巻では「まぬけな大晦日の過ごし方」と「二少女漂流記」が好き。尾谷高校入学時のエピソードから始まり偽最終回で締め。ネットに挙げられたエピローグの画像を見て結構な期間騙されたままだった。釣りの時にも居たけど、脳内みんなってアホだな真田。剣星舘の先生、地味に良キャラだ。二少女漂流記って元ネタに比べて数少なすぎだろ。コブ平に臨時休業を告げる歩鳥の顔が憎たらしい。なんでコブ平は殴られるの分かってるのにすぐ調子にのるんだ。好き嫌いの激しい紺先輩、とりかわ美味いけどな。額の広くなった真田(空想)。まあ遺伝するというからなぁ。

  • それ町終わっちゃったら厭だなって心底思った。エピローグ読んで。どきっとしたもん。

  • 面白いよなぁ。日常系だった漫画が段々とプチミステリーの様相を呈してきた。日常系ミステリーって感じだろうか

    短編の連続だけどその一つ一つに必ず伏線とオチがある。しかもそのオチが意外と予測できないのだ。お約束かと見せかけてその斜め上を来る

    そしてセリフの端々から読み取れる行間があり、それを見つけるのもまた面白い。タッツンが「嵐山さん」と呼んでいてまだ出会ってしばらくなのかなぁ、とか。歩鳥が紺先輩にチーズ味の大判焼きを買ってきたり、飲みかけのジュースから紺先輩かどうか判別したり、そういう細かなセリフ回しが登場人物同士の距離感を表わしているようで、上手い

    この漫画でしか味わえない感覚が確かにある

  • 第90話消された事件
    第91話まぬけな大晦日の過ごし方
    第92話ナイトストーカー
    第93話歩鳥はコタツで推理する
    第94話A・KO・GA・RE ロンギング
    第95話ユキコの剣
    第96話幽霊絵画
    第97話二少女漂流記
    第98話エピローグ

  • <Soredemo Machi ha Mawatteiru>
      
    Digital Composting/雷門風太in竹工房

  • 「まぬけな大晦日の過ごし方」は、歩鳥と真田が大晦日に出会う話。大きな事件が起こることもなく、ゆるい雰囲気をたのしむことができました。「ユキコの剣」は、剣道を習っているユキコが練習試合に出場する話。歩鳥以上の大物の片鱗が垣間見られます。

    「A・KO・GA・REロンギング」は、紺先輩の知っているアーティストが、喫茶シーサイドにやってくる話。これも、どうということのない丸子商店街の日常を切りとった一編ですが、歩鳥と紺先輩の関係性が温かくえがかれています。

    本巻の最後に収録されている「エピローグ」は、登場人物たちの十年後がえがかれており、連載時にはちょっとした話題になったようですが、続巻が出ていることを知っていても、たのしませてもらえました。

  • ‪94話‬
    ‪音楽を聴いてそのアーティストを神格化してしまうけれど、本人は実際は普通の人だと言う話。‬
    ‪ほんと石黒さんはいい話を書く!‬
    ‪ギャグセンスも読者への訴えかけも秀逸だ!‬(>_<)

  • 『まぬけな大晦日の過ごし方』で神様への願い事が歩鳥らしいなって思った。真田の「自分の分が入ってなかったけどいいのか?」という問いに、
    「自分の身は自分が気を付けりゃいい話だから 神様に頼む事じゃないさ」って答えてたのがカッコいい。この答えを聞いてるのに、真田は最後まで「わかっちまった神のシステム!」ってやってるところがなんとも(笑)

    『A・KO・GA・REロンギング』では紺先輩と体育祭でできた友達とのやり取りが見られてよかった。そして、自分や周りが作ったイメージと本人とではギャップがあって当たり前なんだよね。紺先輩が神崎アキトへ抱いていたイメージのように、紺先輩自身も周りからのイメージとのギャップがあるわけで。そのイメージに惑わされず真っ直ぐ踏み込んでくるのが歩鳥なんだろうなとも感じた。

    『エピローグ』はあの内容に歩鳥の願望も込められているんだろうなと思うと味わい深いね。静のことはまだ見抜いてないっぽいし、真田のことは髪のこと以外気にしてなさそうだなとか。十年後とか未来の話も読んでみたいね。

  • 最終回説が出てたとは知らなんだ(笑)
    多分、本当の最終回は最終回と思わせないような話だと思うな。
    時系列最後の話はもう出てるかもしれないしね。

  • コミック

  • 突然「エピローグ」が挿入されて愕然としました…。真田ダメだったんだな、というがっかり感凄かったw全巻読み終わって、この時は“漠然とした夢”の探偵業がよく分かるのも味わい深いです。

  • 終わりかと思ったびっくりしたー

  • "「ちょっと待った 弟の部屋に勝手に入って物を持ち出したの?」
    「悪い?」
    「じゃ 弟がタッツンの部屋に勝手に入ったら?」
    「まぁブチギレるでしょうね」"[p.51]

  • メイド喫茶シーサイド誕生からエピローグまで,それ町終わるんじゃね!と思わされる罠。そういえばこち亀でも嘘最終回あったっけ。そのこち亀ももうすぐ終わってしまうけれど。。。

  • 何となく終わりっぽい、嘘最終回。
    プロローグまで用意されて兇悪だ。

    欲しい的な物が見える
    海みたいな所へでも
    行こうかと

    このセンス!

  • 実は12巻から買っていなかったのでした。
    でもどこから読んでも面白い方式になってきたから大丈夫。

  • 相変わらずバラエティ豊かな内容なのだが、どれも楽しんで読んでしまった。

  • 好きだ。
    最終話?で焦ったけど、まだ少し続くようです。なんかこの最終回を匂わせたり読者が考えを巡らせたりするのは、ドラえもんとかサザエさんを思わせます。
    だからこそ、本当はドラえもんとかサザエさんみたいにずーっと続いて欲しい。

  • ミステリ好きの女子高生嵐山歩鳥とその友人達、アルバイト先の商店街の面々が織り成す(基本)一話完結の漫画第12弾。

    本作もライトなミステリとユーモアを織り交ぜつつ、何と無くシニカルでアットホームな雰囲気を漂わせている。
    お色気担当(?)タッツンの露出多めなのが男子諸氏には嬉しいところか?

    高校生が主人公ではあるものの、何と言うか、接する人 達や身を置く空間が学園と離れていることも多く、学生時代特有の甘酸っぱさ、清々しさなどがあまり感じられないんだけど、キャラクターの魅力や居心地のいい世界観には自然と愛着が湧いてくる。

    ただこの漫画も、いよいよ終わりが近づいてきているのかもしれないなぁ、と思わせるエピソードが、本巻の最終話に載っていた。
    その名も「エピローグ」。

    本作は途中から時間軸が前後するような構成になっている。その中では主人公歩鳥が入学するタイミングから、卒業間近の3年生まで描かれている。
    ある年齢からずっと時間が動かない作品がある一方、この作品は確実に時間が経過していることを明示している。
    以前の巻末のあとがきにも、エピソードのタイムスケジュールをいつか公開できたら、という趣旨のことを作者が書いていたように、おそらく学園を卒業したら(3年間の時間がエピソードで埋まり切ったら)終わるであろうこの作品の有限性を、今回改めて意識させられた。

    終わるタイミングこそ作者次第だが、この物語は、ドラえもんやサザエさんのように、「いつまでも終わらない物語」ではないのだ。

  • いつかは描かれるだろうと思っていた、時系列においての第一話が来ましたね。
    12巻目にしてようやくですよ。
    巻頭カラーは描き下ろしかな?
    この作品、完結した暁には時系列通りに作品を並び替えた「完全版」だか「豪華版」だか判らんけど、そういった再販版を絶対に出すよね。
    世の中には奇特な人がいて、作品を時系列をまとめたサイトを作っている方がいらっしゃいます。
    気になる方は、ググってみましょう。
    今回の謎解き話は、よくよく考えたら判ったと思うんだが読んでいる最中には気づかなかった。
    この作者の謎解きモノはそういのが多いんだよね。
    ちょっと悔しい思いをしたさ。

  • 2/3

  • 今回の巻も内容は盛りだくさんでした

    SFちっくな話があるかと思えばドタバタただ騒ぎを起こす話、歩鳥のするどい(?)推理が光る話や
    紺先輩視点の話、たっつんの苦悩(今回のは特に)
    また毎巻楽しみにしてる伏線回収が今回も色々散りばめられてておもしろかった
    まだたくさんあるんだろうな、伏線を探すのも醍醐味だと思います
    面白かった!

  • 安定感!

  • 好きなものより苦手なものを知っていた方が通かもしれない

  • ちょっと不思議な、そう不思議でもないかもしれない物語集。
    深そうな話もあったり、後の伏線になりそうな話もあったり、別にそう重要でもない一発ネタっぽい話もあったり…
    時系列の錯綜する本作の構成は、「なんだかんだで、何か仕掛けてくるんじゃあないか?」という期待感を牽引力を持っていると思います。
    特異な才能だなぁ。

  • 最後びっくりした。

  • びっくりしたー!完結かと思ったー!98話読んでたらものすごく最終回風だったので慌てて途中で表紙やら帯やら確認したよ・・・。「あとがき」で一安心。

  • 相変わらずそれぞれの表情とセリフが読んでて楽しい。消された事件が好きです。

  • ぜんぜん終わらないから終わりかと思ったという最終話。

  • 買うた

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著者プロフィール

1977年生まれ、福井県出身。
2000年、『ヒーロー』でアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。
2005年から『それでも町は廻っている』の連載開始、2010年にテレビアニメ化、2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。『木曜日のフルット』『外天楼』『ネムルバカ』など、幅広いジャンルを手掛ける。『天国大魔境』が「このマンガがすごい! 2019」オトコ編第1位にランクイン、2023年4月よりテレビアニメも放送された。

「2023年 『天国大魔境(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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