安全・安心の心理学―リスク社会を生き抜く心の技法48 (ワードマップ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788510340

作品紹介・あらすじ

危険の予知・いざというときの対策から安全・安心が脅かされたときのケアまで、認知心理学が教えてくれる心の技法。

感想・レビュー・書評

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  • 指差し呼称の重要性。思考停止的な作業で意識を強化することができる!
    →ヒューマンエラーの防止

    集団極化現象
    ・責任分散だから大胆な決断しがち
    ・討論するから知識共有→不確実性なくなったような錯覚を生む
    ・リスク志向が社会的に評価されがち
    ・集団愚行lead byリーダー

    フラッシュバルブ記憶
    ・フラッシュバルブをたいて撮った写真のような記憶
    ・直接、間接目撃者の想起に多い
    ・出来事の「流れ」を正確に思い出すことが難しい

  • 安全・安心に関する心理学の知見をトピックごとに読みやすくまとめた本です。各種バイアスやフェイルセーフ、集団心理といったこの分野のトピックが、深堀はしないものの網羅的にまとまっていると感じました。2011年9月、いまだからこその再読です。


    実例や研究の結果をバランスよく混ぜながら、しっかりと納得しやすい形で話が進められています。そんなわけで、この分野にあまりなじみのない人にも”安心”して薦められる一冊です。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。東京成徳大学名誉教授。1942年千葉県生まれ。1965年東京教育大学教育学部心理学科卒業、1968年東京教育大学大学院博士課程中退。同年、徳島大学教育学部助手に就任、講師、助教授を経て、1975年筑波大学へ転任。1985年教育学博士、1991年心理学系教授となる。定年退職後、2006年より東京成徳大学応用心理学部教授。副学長、学長を務め、2017年退職。分かりやすい表現とヒューマンエラーの心理学研究が専門。主な著書に『仕事日記をつけよう』(WAVE出版)、『「ミス」をきっぱりなくす本』(成美堂出版)、『集中力を高めるトレーニング』(あさ出版)、『くたばれマニュアル! 書き手の錯覚、読み手の癇癪』(新曜社)、監修書に『10キロやせて永久キープするダイエット』(文響社)など多数。


「2018年 『心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術 心を動かす、わかりやすい表現のコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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