子どもを本好きにする10の秘訣

  • 実務教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788911963

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと大げさに書かれているのでは? と思えるところもあったけど、よく整理されていたのでわかりやすかったです。オススメの本がたくさん紹介されていたので読みたい本が増えました。

  • 色々と子どもが本を読むようにする方法はあったが、個々人の差の部分もあるので、どれが当てはまるかは難しい。内容的に本の紹介部分が多いのは気になった。

  • [墨田区図書館]

    花まる学習会の高濱さんが著者の一人。「子どもを変える厳選291冊(8分野)」を紹介した本。

    文としては「わが子を本好きにするススメ」、「読み聞かせ=「耳からの読書」で本に親しむ」、「目的別 子どもが読みたくなる本の選び方」、「豊かな読書体験がさまさまな力を育む」と分けて紹介されているのが◎。既に読んだことがあった気もしたけれど、一応未登録だったし再度?読み、ついでに紹介されている291冊(うち1冊は2分野で紹介されていたので、実質290冊)のリストをタグ登録もしておいた。

    ◆6 挫折せずに黙読に移行させる方法(P.106)
    ここで紹介されていた「説明+一部朗読」の読み聞かせはある程度私自身実践してはきたが、基本は「長めの絵本」でのみだったのに「ドリトル先生航海記」でも実施しているという紹介が。詳しくは、脇明子さんによるその指導法を「読む力が未来をひらく 小学生への読書支援」(岩波書店)で紹介されているらしいので、そちらも読んでみよう。

    ◆読書感想文にうってつけの本(P.223)
    読書感想文に向いているのは、登場人物がストーリーのなかでさまざまな葛藤体験をしているようなもの、それだと読む人が感情移入、自己同一視がしやすく、自分の意見を書くのが比較的容易だからだそう。例えば、「もし自分が〇〇だったら」と設定しつつ、自分の体験と絡めて書いていくのだそう。具体的な良作として紹介されていたのは、下記の6点。これらもタグ追加しておこう。
    ・ごきげんなすてご
    ・おばけになったアサガオのたね
    ・チロヌップのきつね
    ・うさぎ屋のひみつ
    ・魔術
    ・亮太

  • 子どもがもう少し大きくなってからまた読みたい。
    小学生くらいになってから。

  • 10の法則自体はかなりコンパクトにまとめられている。

    内容のほとんどは本がいかに子供に良い影響を与えるか、どんな本を読ませるべきか、親の姿勢としてどうあるべきかという内容。

    本好きになるための方法論は薄い印象だが、心構えとしてはとてもためになった。

  • 本は学校の図書室で借りてくるものの、眺めているだけだったり、ひどいときは飾っているだけ(笑)、というわが息子の様子にかなりいらだっていて、そんな状況を何とかしたい、最終的にはもっと読書を好きになってほしいと思い、本書を手に取ってみた。
    読み始めた瞬間から、息子に対して、言ってはいけないこと、やってはならないこと、いろいろやっていたことに気付かされた(笑)
    反省も兼ねて、本書で紹介されていた本を私自身で市の図書館から数冊借りてきて書棚に並べてみたり、その他いろいろやってみた。今はまだ借りてきた本を全部は読もうとはしないが、興味が全くないわけではなさそうで反応は悪くない。学校の図書室で借りてきた本も、お母さん一緒に読もう、と持ってくるようになったり。
    読書に関しては、子供を変えたければ自分がまずは変わっていかなければならない、大変だけど、面倒くさいけど、すこしずつでも親の意識から変えていくこと、それに気付かさせてもらえただけでも本書を読んだ価値があった。
    ブックリストも参考になった。今はまだ低学年なので、また数年後に高学年向きの本を選ぶ際に参考にしたいと思う。

  • いいね

  • 本を読むのも作文も好きで、読書感想文が嫌いだった私にとって、大いに頷ける内容だった。

    大人は自分の楽しみのために本を読むのに、なぜこどもに対しては本を教具のように扱うんだろうね。
    くり返し読むことに関しても、大人に置き換えれば一生ものの本との出会いがいかに喜ばしいことかわかるだろうに、やたらと心配したりする。
    積ん読のくだりも腑に落ちる。

    ブックリストもすごく良い!
    子どもができたら手元おきたい。

  • 本を心から楽しいと思えるような環境や言葉かけは
    本を選ぶとき、読み聞かせをするときに気をつけることは
    本を読むことで身につくことは
    そもそも本はなぜよまなければいけないのか

    これらの疑問に読書指導の現場から見出された実感や知見から答える本

    著者は花まるグループの若手講師

    「この本自体が、『ご飯の本』になるように」
    ということばどおり“子どもと本”にたいせつなことが網羅され
    読みやすく書かれているところに実力のほどがうかがえる
    「高濱正伸」(「おわりに」4ページのみ)のクレジットはもういらない

    目配りの利いた291冊のブックリストつき
    未読の本は即チェック!

  • ごはんの本と、おやつの本。
    私はたくさん本を読んでると思ってたけど、ごはんの本は案外少なかったかもしれない。
    子どもに与えると同時に、自分もごはんの本をたくさん読みたいと思った。
    ブックリストとして手元に置きたい。

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著者プロフィール

高濱正伸(たかはま まさのぶ):
花まる学習会代表。1959年、熊本生まれ。東京大学農学部・同大学院修了。
学生時代から予備校等で受験生を指導する中、学力の伸び悩み・人間関係での挫折と引きこもり傾向などの諸問題が、幼児期・児童期の環境と体験に基づいていると確信。1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立(現在は年中〜中学生)。2015年より、佐賀県武雄市で官民一体型学校を開始。著書多数。

「2022年 『マンガとクイズでまるごと覚える!47都道府県地理カード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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