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- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790716303
作品紹介・あらすじ
出来事としての言葉へ!-差異の哲学による「生の復権」。"分かる"ために、古代人は分類し、近代人は組み立ててきた。しかし、その経験の底、時間と言語と感覚のもとで、数多の差異が豊穣にざわめいている。想像と回想を解放し、自然の声を聴き、"分かること"の真の仕方を探究する。
感想・レビュー・書評
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船木亨『差異とは何か』世界思想社、読了。アナクシマンドロスからドゥルーズまで、差異という概念を吟味し、差異それ自身とはどのようなものかを理解しようと試みる好著。理解している「つもり」を小気味よく打ち砕く「〈分かること〉の哲学」(副題)
「『分かる』とは差異を知るこ、感じることから知ることへと移行するである。『分かること』を、客観に対する主観の営みとすることをやめ、また、複数の主観のあいだの単なる一致とすることをやめる」なら、世界の中での一つの出来事としての経験が可能に。ここ大事
翻って見るに、鏡像で対応するわけでもないけれども、安易なフレームに乗っかかった議論と、一種の悟りの如き「理解」した「感動」という安直さばかりが溢れかえるという話か詳細をみるコメント0件をすべて表示
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