哲学の東北

著者 :
  • 青土社
3.25
  • (1)
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 36
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791753680

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • みかえりなく贈与しつづける人としての宮沢賢治像、「贈与する人」、高橋世織との対話「四次元の修羅」のみ読了。「四次元の修羅」は、刺激的な賢治論。”春の修羅”にエロスを見、アヴァンギャルド、ポルノグラフィーにまでつなげて語る試み。詩、童話などの枠にはめるから見えてこなくなるもの、それらを越境したものとしてとらえることで見えてくる可能性、空腹文学、未来派、四次元、存在論的なおそろしさなどのキーワードを手がかりに。宮沢賢治作品をいくつか読み返したくなる。中沢新一「森の思想」も読んでみたくなる。

  • 以前読んだものの再読。

    殆どが宮澤賢治に関する論考や対談だが、震災後の「東北の再生」
    について考えながら読むと、いろいろと感慨深い。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中沢新一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×