建築と破壊: 思想としての現代

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762477

作品紹介・あらすじ

ロシア革命に端を発し、テロル・粛清・暗殺など20世紀の黙示録的大事件に脈々と通底する感情が、新世紀劈頭の9・11に収斂した-。自意識の分裂という強迫観念に囚われた、ドストエフスキーからA・ウォーホル、D・アーバスらの果敢な営為に、空虚で寄る辺ないわれらの時代の気分を抉る、大胆で意欲的な文化批判。

感想・レビュー・書評

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  • 911とアウシュビッツと写真とか。
    展開の仕方がなんか無理矢理に感じる箇所が多かった。写真の歴史とベンヤミンとかの有名な写真論を引用で読みなおす感じ。新しい知見は特になかった。思想としての現代?

  • 中央   704 イ [5F美術]

  • 近代から合理化され大衆化されたイメージの反復性と複製性による「アウラ」破壊の現代。その一過性消費による空虚な断絶をひたすら嘆く、悲観。グランドゼロ=「○○は終わってる」的な「現代思想」お得意の自虐テーマの抑鬱的追憶反芻に、喪失欲望へのエロス耽溺満載、むっつり助平ぢゃんと、ムッシュムラムラ。

  • 1500円

    初版本です。

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著者プロフィール

1959年生まれ。建築評論家。多摩美術大学教授。

「2013年 『破局論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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