πとeの話―数の不思議

  • 青土社
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本棚登録 : 94
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791764396

作品紹介・あらすじ

数学において最も驚嘆すべき記号とは、無限級数としてのπとe。果てしない数の大海から取り出し系統的に配列されたπとeの、意味深いパターンと美しいシンメトリーが意味するものとは-。無限級数という不思議な奥深さと美しさが凝縮された、誰にも存分に愉しめる数のワンダーランド。

感想・レビュー・書評

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  • πとeの話ー数の不思議
    著作者Y.E.O.エイドリアン
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • やっぱ自然対数と三角関数はすげ〜
    無限個は無理だけど有限個ならプログラムで演算できるので、この本は読むだけでなく手を動かせたのは良かった。

  • 1/1! + 2/2! + 3/3! +....=1•1/1! +1•2/2! +...と変形するとか、統計検定対策でやった。

  • たくさんの無限級数(とその足し算や引き算など)が出てきました〜
    足し算によってその和が1になる級数たちは、なんだかかわいかったです。
    一番簡単な証明を2つ、3つやってみました。解答と合うとやっぱり嬉しいですね!
    タイトルのπとeと級数の結びつきは難しすぎて、あぁ、なるほど!とはぜんぜんいきませんでした〜

  • 数の不思議を準次記述。数学読み物。メモなし。

  • 読み物としては数学的な要素が強いので文系の人には辛いかもしれませんが、理系の人にとっては大好物だと思います。
    高校の時に読んだので、その時には無限の話など新鮮で面白かったように思います。
    この手の読み物の中ではだいぶ気に入ってる方です。

  •  一見、当然無限大に発散していってしまいそうな様々な無限級数が、実はある値に、それも円周率であったりネイピア数e(一般には馴染みが少ないがこちらも数学や物理で重要な定数)の絡んだきれいな値にまとまってしまうというのだから面白い。
     たかが数字の羅列では済まない、数式の持つ美しさをながめてこの世界を記述する数学の奥深さや神秘を感じてもらおうという数式の美術展のような本。
     かつて数学が嫌いだった人たちに向けて書かれてはいるが、数式の証明も易しく巻末に添えられているので、数学好きも楽しめる。ただし、整数の逆二乗級数の和についてのオイラーの証明や逆三角関数のテイラー展開のように高校生教育課程レベルではやや難しい証明も数題含まれてはいる。必要な公式も巻末に併せて書かれているしそれほど難解な式操作でもないので、挑戦してみるのも面白いかもしれない。

  • 最後でくじけましたが。

    見ているだけで驚嘆する。心が躍るのがわかる。
    複雑そうに見えるのに収束してしまう級数。証明は簡単で綺麗なものもたくさんあります。一つずつ辿っていくのも面白いです。

  • 文系の私にとって数式に登場するπやeの意味は、さっぱりチンプンカンプンでわからない存在。

    ただしπやeが登場する数式ってなんかカッコいい。

    そんなカッコいいπやeを数学オンチの私でも理解できるのなら読んでみたい気もする。

  • オイラーの恒等式、e^(iπ)=-1を理解するのに良い参考書です。比較的簡単だけど、やっぱり証明には微積の知識が必要です。i^iという数学で最も神秘的な数が、じつは実数で、しかも無限個あるなんてやはり数学は面白い。一つの山は、ライプニッツ・グレゴリー級数、および18世紀まで解けなかったオイラー級数(自然数の二乗の逆数の総和)がπ^2/6になることの証明を理解するところにあるかもしれない。調和級数とピタゴラス音階の関係にもちょっと触れられている。

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