お母さんはしつけをしないで

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 137
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214003

感想・レビュー・書評

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  • 2005,8,8と日付をうっている。この本の帯が怖い。いま、「しつけの後遺症」が子どもたちを苦しめている!ということで、いじめ、不登校、ひきこもり、非行、少年犯罪…と書いてある。
    タイトルは強烈で、タイトルだけで判断すると何もしなくていいにもとる人がいるかもしれない。ただ、読んでいて理解はできる内容だけど、タイトルの強烈さで敬遠される本では?と思った。片親しかいない家庭のことも踏まえて言葉を探す必要はあると思いますが、書いてある内容のジェンダーバイアスを取った形では伝える必要性があると思わされた内容。

  • 素直に読めば、現役ママにはいいのかも。

  • ほったらかしがイイとは言ってません。
    社会で生きていくために必要なことは教えてあげないと
    子どもが不幸になります。
    がしかし、「しつけ」と称して言葉や体罰で子どもをコントロールしてはいませんか?という内容です。
    「しつけ」をして親の言う事に忠実な「いい子」は、ある日身体に溜め込んでいた「自分」を表現の仕方もわからないままキレたり引きこもったりしてるんだと思います。

  • 一読の価値アリ。
    自分の、娘への接し方について客観的に考える機会になったし、
    周囲は・・早期教育に走っている家庭もあるけど・・
    ウチはこのまま、そちらの道に走るのはやめよう!と決意をあらたにしました。

  • 臨床心理士という立場から、問題のある色んな親子を見ている筆者なので
    リアリティがあって分かり易い。
    的確であるとも思う。

  • 賛否両論な感じもするけど、個人的にはとてもよかった。
    ほっとした、かな。肩の力が抜けたというか・・・。

  • 外で大暴れする子は家でしかられているケースが多いというのは納得がいきません。しかもその理由は「しかられるのが日常になっていて、しかられるために騒ぐ」。以前何かの記事で、外で騒ぐ子は家で押さえつけられているケースがあるので、家で騒ぐのはいいっていう話しでした。

  • 少子時代のしつけは「支配」。
    「しつけようとしないしつけ」が親子をもっと楽にします。(帯より)

    子どもがもっと小さい頃にこの本に出会いたかったと思いました。
    とにかく全ての人に読んで欲しい本です。
    この本も。のびのびが8年かかり学んで来たことの答えが書かれている気がします。
    本当は★を10コくらいつけたい本です。

  • 臨床経験豊富なカウンセラーによる「母が与える子への影響」について書いた本。
    メンタルヘルス視点の本なので、メンヘルにアレルギーがある人は読まない方がいい。

    私は読んでみて「はぁはぁ。なるほどなぁ」と頷く部分は多くありました。
    自分と子供にじゃなくて、自分と母親の関係に(^^;

  • 早期教育を止めようと思うキッカケになった本。
    周囲のママさん達が早期教育をしてると、「自分もしないといけないのかな?」って焦っちゃいますが、この本を読んで、「止めよう!」って決心しました。

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著者プロフィール

1959年、愛知県生まれ。東海女子大学人間関係学部心理学科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。専門は心理療法。1999年に「親子連鎖を断つ会」を設立し、虐待する親のケアに取り組んでいる。スクールカウンセリングや犯罪心理鑑定など、幅広い実践活動に日々奔走している。
著書に『子どもたちの「かすれた声」』、『たましいの誕生日』、『こんにちは、メンタルフレンド』(いずれも日本評論社)、『しつけ──親子がしあわせになるために』(樹花舎)、『〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか』(東ちづると共著、マガジンハウス)などがある。

「2003年 『たすけて! 私は子どもを虐待したくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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