- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794219299
感想・レビュー・書評
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サイコパスって怖い
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25人に1人という身近な恐怖と副題にあったが、文化的背景の影響は大きく、日本を含む東アジアでは1%以下の頻度らしい。サイコパスが性格や傾向ではなく、物事に反応する脳の機能部分が異なるとの記述は興味深い。
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検索で引っかかってきたのでちょっと読んでみた。精神療法あるいはセラピストに人気があるのはこの本で出てくるような物語をいろいろ語れるからだろうな。サイコパスの話もおもしろかったが、良心の歴史や進化論、発達心理学の話も少し触れられていておもしろい。ただ、フロイトの超自我の話が本当に進化論的説明と両立できるのかなどの点は触れられていない。
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サイコパスについて、臨床の場からいくつかの実例を交えながらその実態に迫る一冊。
大変面白かったです。
人間の良心が種の保存にどのように役立ってきたのか、サイコパスが自然淘汰されないのはなぜか?等々、種々の人間社会の課題にも触れられています。
アメリカでは25人に1人とも言われている良心を持たない人たち。アジア圏ではそれを下回ると言われていますが、あなたの周りにも確実にいます。サイコパス入門書としてオススメの一冊。 -
結論的には雲をつかむような話で終わってしまった感じがして残念だ。
著者自身が「良心」という概念にこだわり過ぎている気がする。そのため用いるデータも例題も全て著者のバイアスがかかっているようで納得できるとまではいかない。
道徳や倫理は文化によって違うと書いた直後に「愛は文化や性別を超えて共通する部分がある」というニュアンスのことが書いてあり、それは著者の主観では?と言いたくなった。
ただ、決定的に他者への関心や共感、理解、配慮が欠けている人は確かにいて、その人たちに遭遇した場合の対処法やどう考えるべきか、という内容は読んで損はない。
ところでこの本には書いてないが、一般的にサイコパスと診断された人間は自分がそうであると自覚しているのだろうか? -
良心を持たない人は、アメリカでは、25人に1人存在する。
自分の身は自分で守る。自分の本能を信じ、危ない時は逃げる。
6章の良心を持たない人の見分け方・
8章のとなりのサイコパス(良心のない人に対する13のルール)は役に立ちそう。
9章の利他的行動の進化と自然淘汰の話が興味深かった。 -
"アメリカの統計では、25人に1人の割合で、良心を持たない人間がいるとのこと。
彼らの思考回路がどのようになっているのかを心理セラピストが語ってくれる。
良心を持つ多くの人は、相手にも当然良心があるだろうと考えて行動する。
もしも、その相手が良心を持たない人物だったら?
予想外の行動にびっくりし、困惑するものの、一時の気の迷いかな?と相手を慮って許してしまう。
人を見るという言葉があるが、その言葉の重さを痛感する。
常日頃から日常的にかかわる人物を注意深く観察して、気になる点を脳みそに記録していくことがとても重要なこと。これを怠っていると、ある日突然「良心を持たない」隣人の行動に巻き込まれてしまう。
生きていく上での重要な示唆を与えてくれた良書である。" -
360円購入2014-01-05
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