- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794222879
作品紹介・あらすじ
日常生活で地球が丸いと実感することは、まずありません。でも、実はいろいろなところに、地球の丸さの証拠は現れているのです。遠くの景色や空の現象の中にある、地球の丸さの証しを、美しい写真とわかりやすい図版で科学的に解説します。
感想・レビュー・書評
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地球が丸いことを実感する方法を豊富な写真と図と的確な文章で解説してくれる。9つのうち8つはできるけど、9つ目は宇宙に出ないと出来ない。空に地球の影が見えるということや夕焼雲に遠くの別の雲の影が映るというのには驚いた。このあたりは、実感というより頭の中で理屈を働かせないといけないが。
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地球が丸いなんて常識。
だがそれを示す証拠を出せ、と言われたら、すぐに思いつくだろうか。
言葉に詰まる人の方が多いのではないか。
本書はそんな「常識」を自分のものにするため、九つの証拠を美しい写真と平易な図解を用いて示す。
水平線がはっきり見えることがどうして地球が丸い証拠になるのか?
もし、海の先が滝にでもなっているとしたら、どう見えるのか。
それは本書を読んでのお楽しみ。
富士山が遠く離れるにつれ下がっていくのはなぜか。
以前NHKの(どれだけNHK推しなんだ私は)「日本人のお名前っ」という番組で、富士見という地形に絡め、富士山がどこまで見えるのか調査をしていた。
その、沈み込んでいくこと自体が地球が丸い証拠だ。
これはわかりやすい証拠の一つだろう。
地球影は、子供に「お空が、どうしてあっちは暗くてこっちは明るいの?」という質問に答えられる作りとなっている。
図解するとわかりやすい。
月の模様が南半球と北半球で反対になるのは、国内にいると想像しにくいので「不思議」に感じる。
しかし、それこそが「常識」を疑うということ。
機会があるのなら是非月を眺めたい。
本書は夏休みの自由研究にも良いかも。 -
450
「当たり前なのに、なかなか実感できない「地球が丸い」ということ。でも、実は風景や空の現象の中に、地球が丸い証拠はたくさんあるのです。本書を読めば「え!これも地球が丸いせいだったの?」「地球は意外と丸かった!」と驚くこと間違いなし。読み終えたら、外へ出て、山の上へ、海辺へ、あるいはビルの展望台へ、地球の丸さの証拠を探しに行きましょう!」
目次
1 水平線がはっきり見えるということ
2 水平線の向こうの景色が沈んで見える
3 遠く離れると富士山が下がっていく
4 山に登ると地平線が下がる
5 太陽の道、月の道
6 空に地球の影が見える
7 南極と日本で月の模様が逆さになる
8 朝焼け・夕焼け・夜光雲・人工衛星
9 宇宙からの地球、距離と見え方の違い
著者等紹介
武田康男[タケダヤスオ]
1960年、東京都生まれ。東北大学理学部卒業後、千葉県立高校教諭(理科)。第50次南極地域観測越冬隊員。気象予報士、空の写真家。日本気象学会会員、日本雪氷学会会員。現在、大学の客員教授・非常勤講師、講演、執筆、写真・映像撮影などをしている -
地球が丸いから見える景色。なるほど!
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理系の本はほとんど読まないので、少しは頭をほぐそうと思って読んでみた。
とにかく、写真がとても綺麗で感動する。
そして、今までただ見ていた夕方の空の色や地平線をこれからは、本を読んだおかげで、きちんと科学的な根拠を理解した上で見ることができると思う。 -
地球は本当に丸いのか?さまざまな観点からその、真実をさぐる。
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題と内容に齟齬があったように感じた。
主に水平線や地平線を基にした話であり、もっと身近で具体的な例があったらよかった。
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地球が丸いことの証拠を身近な現象から解説。写真やカラー図解で分かりやすい。
著者は高校の理科の先生。スマホのGPS機能を使って地球の大きさを測ったり、水平線までの距離がわかる計算式などのコラムも面白い、絶対やらないと思うけど。
おはようございます。
いいね!有難うございます。
やま
おはようございます。
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やま