誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)

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制作 : 田中 融二 
  • 晶文社 (2004年6月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794927422

誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)の感想・レビュー・書評

  • 収録されているのはさまざまなタイプの短編。本格からサスペンス、心温まる話などなどカーの魅力が隅から隅まで詰まった作品集だと思う。どれもおもしろいのだけど、個人的な趣味を挙げるなら表題作の「誰でもない男の裁判」と「ジメルマンのソース」「姓名判断殺人事件」かな。特に「誰でもない男の裁判」は最後まで全く気が抜けず、また最後のあのシーンが心に焼き付いている。

  •  カーの短編集。といってもディクスン・カーではなく知られざる別のカー。「市庁舎の殺人」とか「姓名判断殺人事件」とか、ミステリとして意外とまともでおもしろかった。短編なので底の浅さは否めないが意外性も十分。「黒い小猫」などのショートストーリーもまずまず。なかなか才能のある作者とみたが。

  • 最近何故か昔の推理小説を読む機会がちょこちょこあるような気がするけど、たまたまなのか、驚くほど時代を感じさせない。確かに今は使われなくなった機械とかあるんだけども、でも80年代の小説でも今は見ないな、みたいなものがあるわけで、後は小説として面白いかどうかとか、それって概ね人がどうやって描かれてるかとかによるわけで、そういう意味じゃあまり変わってないんだよな、きっと。といっても100年程度前の小説なので、そりゃ大して変わらんのだろうけど。まぁそんな前振りもなくても面白いわけで、でもって思うのは、昔の小説もちゃんと現代人に読みやすい口語調にしてほしいって事だったりするわけでした。翻訳も大事なんかな。

  • (レビューではないけど)そうかトルーマン大統領の補佐官だったこともあって、表題作とは別の短編中でちょっとした小物に原爆使ってるのか、な?

  • カーはカーでもJ.D.ならぬA.H.Z.カーの短篇集。シリアスなものやコミカルなもの、本格もの、心理サスペンス、リドルストーリーとバラエティに富んだ内容。
    中でも表題作、神に導かれたと主張する殺人犯と神父の対決という特異な設定、シニカルな結末が素晴らしい。
    娘の愛猫を踏み殺してしまった牧師の苦悩を描いた「黒い子猫」もお気に入り。

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