- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794968555
作品紹介・あらすじ
2050年、日本の人口は9500万人規模にまで減少している。その時、日本はどのような国になっているのだろうか。建築、都市計画、エコロジー、コミュニティデザインの専門家4人が、2050年までに起こりうる問題と、それに向けていま私たちができることについて徹底討議。「こうなったらいいよね」を実現するための、未来の描き方ハンドブック!
感想・レビュー・書評
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背ラベル:304-タ
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東日本大震災の影響を受けつつ、それぞれの分野の第一人者が語っている。
東京は東京としてのあり方、価値観があって、地方には地方のあり方、価値観がある。
東京と地方は価値観が違うという教育、生き方の選択肢があるということを伝えていく必要があるのではないかと思った。 -
20150508読了
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著者4名のそれぞれのお話。
人との繋がりを考える。
周囲に良い影響を与え続ける人生が豊かな人生。
仕事は人を成長させる。
世界の中の都市と地方のありかたを考える。
日本には役に立ちたいという価値感をもつ若者が増加している。
エネルギーと断熱性能を考える。
日本の政治へ如何に繋がるかを考える。
解釈度の高い人間だけが集まらずに周囲へ伝えるべき使命感をもつことも必要である。 -
ハードを作っただけでは、廃れていくだけ。それを運営していくソフトが重要な時代。
コミュニティを作り、それを使う人たち自身がアイデアを出して主体的に実施することが大切。 -
9500万人の日本を考える。
◯豊かな人生を生きた人とは、その人格あるいは所有物を使い、他人に対してとてもいい影響を与え続ける生き方をした人(63頁。ラスキン)
・行政は、自ら税金を使えないと心得る。どうやってニーズを抽出するか。
◯「多数決にはしない」ということだけ決めておくと、どこかで必ず情報が整理されて合意できるところが見つかる。
◯行政はいままでやりすぎていた。
◯小さな単位からの同意
◯働くということは、自分は誰かに出せるものがないと駄目だし、誰かからもらえるものもないと駄目。(220頁)
◯自分らしさを極力捨てて、そんなの何の足しにもならないから、捨てて、捨てて、削って、削って、もうどうしようもない、というときに残るのが、圧倒的な自分らしさなんだよね。(221頁。井上ひさし)