- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784795810228
感想・レビュー・書評
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ぺーじをめくって最初の方に出てくる、『ちょっとそこのあんた、かおがないですよ』ってのがまず印象に残る。
この本に書いてあること、写真の意味するものを完全に理解できたと言える日なんてくるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の自分には響くものがなかった(・・;)
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「メメント・モリ」は本作のなかで「死を想え」と訳される。このテーマの通り“生”と“死”を彷彿とさせる写真74点と著者自らのメッセージを添えた本作。
衝撃的な写真の数々にも関わらず目を背くことが出来ない。死んだら終わり。なんとなく分かったつもりでいたことを、改めて突きつけられた。写真の持つ表現力に圧倒される。
日々の生活では味わえない衝撃――時としてこういった落とし穴のような思いもさせてくれる本を、やっぱり良いなと思う。 -
藤原新也の言葉つき写真集。晴れた日の朝に眺めるにはあまりに重すぎるけれど、きっと私はこういう光景を実際に見ることはなく死んでいくのだから、きちんと見ておこうと思う。
以前、藤原新也の写真展に行ったことがある。当時(中学生だったか高校生だったか全然覚えていないが)写真にはまったく興味がなかったんだけど、しんとした暗く冷たい部屋で写真が光に照らされ浮かび上がっている様子が印象的で、その時の光景は今でも覚えている。
この写真集で一番衝撃的なのは、死体が犬に食べられている写真。
『ニンゲンは犬に食われるほど自由だ。』 -
高校生の時ヴィレヴァンで出会った一冊。
何度も何度も読み返した本。 -
迫力のある写真集でした
死を想う、事が多くなってきた年齢となり
振り返ってみることも多くなりました
評価はできませんが、すごいと思いました。 -
文章をつけるのは反則のような気もするが、いずれの写真も死の空気を感じさせる。
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私のバイブル。
写真もいいが、言葉に力がある。
なぜだか分からないけれど、この人の言葉に吸い寄せられる。魅了され、惹きつけられる。胸の奥底にすっーと染み渡る。藤原新也氏の言語感覚は、旅で培われたものだろう。
写真集を見返すたびに、死がみえない「いま」が鮮明になる。
多くの人に見て欲しいと思う。 -
あの景色を見てから瞼を閉じる。