ゴクウ 1: 神の瞳編 (バーガーSC)

著者 :
  • スコラ
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784796241762

感想・レビュー・書評

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  • 青年誌での連載ということもあり、代表作コブラより更にアダルトでヴァイオレンスな作風。
    各話のサブタイトルがヒロインの女性名で統一されているのも洒落ている。
    2014年、大震災後の東京シティという舞台設定やコンピューターが世界を管理する近未来描写は予言的ですらある(連載は80年代後半)。
    洋画の吹き替えを思わせる独特の言い回しといい、あらゆるコンピューターシステムにハッキングし武術も達者なチート級ナイスガイの主人公といい、どこを取ってもコブラに比肩する寺沢イズムの正当継承者。
    かつ現代性はこちらが数段上。

    以下名言集↓
    「冗談じゃない。オレもあんたもやつを知ってる。やつは間違っても禁酒と自殺だけはしない男だ」
    「フフフ……両の目か。あいにく左目は朝食に食っちまったんだ」
    「ピンピンしてるさ。東京湾の水はずいぶん飲まされたがね」
    「家出人捜しがなぜ軍用犬に追われる! 兄貴が天皇のズボンでも盗んだってのか」
    「女にとっちゃオレもコンピューターもあまり利口じゃないらしい」
    「なあーに。エレベーターぎらいの友人でね。窓から飛び出していった」
    「急いでるな。天国でデートでもあるのか」
    「かまわないさ。トラブルはオレのミドルネームだ」

  • あんな左目があれば便利★

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著者プロフィール

3月30日生まれ。北海道旭川出身。漫画家。
1976年、上京して手塚治虫氏に師事。手塚プロダクション・漫画部スタッフとして所属中に「大地よ、蒼くなれ」で手塚賞佳作入選、1978年少年ジャンプにてデビュー作「コブラ」連載開始。
また80年代はじめからPCでの創作に着目し、85年8色のカラーマンガを「BAT」の巻頭で発表。そしてPCの進化に合わせて、92年「タケル」で世界初フルCGマンガを発表。「デジタルマンガ」という名称を生み出した。
以降、「COBRA」「BAT」、主人公のみ実写による「GUNDRAGONシグマ」などを続々公開。CGによるマンガ作品が頻繁に見られる現在でも、そのクオリティ、アイディアともに肩を並べられる作家は少ない。
原作・脚本・監督としての代表作は、PCエンジンCD-ROM対応ソフト「COBRA2-伝説の男」、オリジナルビデオアニメーション「ゴクウ」「ゴクウ2」「カブト」など。単行本の売り上げは、現在までに国内では3000万部を突破。十数ヵ国で翻訳出版され、世界各地のマンガやアニメのコンベンションなどに参加している。

「2018年 『COBRA the Illumination』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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