- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796632751
感想・レビュー・書評
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お借りした本。
他の作品も読みたい。
わたしが読む小説を読んでいるみたいな、でもやはり漫画である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うたかたの日々 岡崎京子
何で引っかかったのか忘れた。岡崎京子、というところもあったのかもしれない。
ただ人を愛したいだけだったのに、どうしてこんなに世界は壊れてしまうのか。救いがない。
原作のボリス・ヴィアン著「うたかたの日々」も読みたくなった。 -
原作は、20代の私のバイブルだった。
見た映画版2作(「クロエ」「ムード・インディゴ」)は残念ながら私には合わなかったけど、この漫画版はかなり気が合った。
年を重ねて原作と距離ができたことで、冷静になったからかも知れないけど…。
絵柄が話によく合っている。
ラスト、オリジナルで付け足されている(少なくとも手持ちの訳書にはない)部分も、皮肉で好き。
最後に絵にはぞくりとした。
すごくいい、ぞくり。
漫画だからできたことなのがまたいい。 -
原作を読んだのでこちらも。岡崎さんの絵で読むと、破滅がより身に迫る。
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ボリス・ヴィアンを知った大学の図書館。甘ったるい砂糖に身体を侵されていくように。甘い甘い底無し沼の世界。
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哀しい物語だった。
病気とかお金とかプライドとか、どうしようもない救いようもない感じ。
それが、芸術的・詩的に描かれていた。
哀しいけれど、美しく思えた。 -
CUITE連載時代(高校生ぐらいの時)は、ボリス・ヴィアンも知らなかったし、1ヶ月に数ページで意味がよくわからなかったのが正直なところ。
大人になって、ボリス・ヴィアンのうたかたの日々も心臓抜きも読んで、まとめて読むと、世界観がすごい。
すごいフランス映画を観た後のような読後感。
やるせなさや悲しさがこみ上げてくる中、ねずみ君がいい味出してる。
でも...なんだけどね。-
「でも...なんだけどね」
この一言が気になる。久々に読み返そうかな。光文社古典新訳文庫に野崎歓訳の「うたかたの日々」が入ったので読み比べな...「でも...なんだけどね」
この一言が気になる。久々に読み返そうかな。光文社古典新訳文庫に野崎歓訳の「うたかたの日々」が入ったので読み比べなきゃと思っているところです、、、2012/10/15 -
2012/10/18
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あの独特な世界を絵に出来るのか。
そして、世界観を表現できるのか。
読み終わった後には、お見事!と喝采を送りたくなるだろう。
美しさも悲しみも損なわれること無く、
むしろ視覚を通してより直接的に伝わる痛みは胸を刺す。