いかさま師 (宝島社文庫 581)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 219
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796659345

感想・レビュー・書評

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  • 1日で読破。
    最後まで誰が敵で誰が味方かわからない、そして読むのをやめられなくなる。
    絵画が題材だが、芸術がわからなくても十分楽しめる。

  • 絵画×ミステリは面白い、好みの場合が多く、前評価も良さそうだったので読んでみた。
    うん。確かにページターナー。
    誰が敵で誰が味方か、本妻、愛人1、愛人2、その子供、養女…読むほどに複雑な人間関係、名画とは?など、興味をそそられる。
    だが、何というか、展開ばかり目で追っていて、終わってた感がある。たぶん特に人物の掘り下げが十分じゃないから表面だけ撫でてるうちに、この人はこう言う人っていうレッテルで納得させられた気に…。主人公と母親の人格、人間性が作中の人々にとても好まれ親しまれているのだが、肝心の読者に彼女達の魅力が伝わらない…

    あと、優は結局なんだったの?思わせぶりな表現もあったけど、ただの年下彼氏?モヤモヤしたものが残ったなぁ。

  • 三十年前に非業の最期を遂げた画家、鷲沢絖。かつて鷲沢邸には幻の画家ラ・トゥールの絵があった。時価数億円とも言われる彼の絵はどこに消えたのか。絵を遺贈されることになった紗貴は、敵対する絖の孫鋭士とともに、その行方を追い始める。親子三代にわたる愛憎。真の敵は紗貴の恋人か鋭士か。真贋判定やオークション、絵画の謎を軸に、人間の裏と表を描く。最後に笑うのはいったい誰ー。

  • 三十年前に非業の最期を遂げた画家、鷲沢絖。かつて鷲沢邸には幻の画家ラ・トゥールの絵があった。時価数億円とも言われる彼の絵はどこに消えたのか。絵を遺贈されることになった紗貴は、敵対する絖の孫鋭士とともに、その行方を追い始める。親子三代にわたる愛憎。真の敵は紗貴の恋人か鋭士か。真贋判定やオークション、絵画の謎を軸に、人間の裏と表を描く。最後に笑うのはいったい誰ー

  • 楽園のカンバスが面白かったので、ほかにも絵画ミステリーを読みたくなり。癖のある人物が大勢出てくるが、キャラが被ったり活かしきれてないのが残念。本作でテーマとなったラトゥールの絵画自体ミステリー的解釈がすごく出来そうなので、もっとそちらも掘り下げて欲しかった。

  • 画家や絵具に関する説明や専門知識が多く、絵画好きじゃなくても「なるほどー」と面白く読める。ただ、人間の表と裏を見所にしてるわりにはどの登場人物も安直で面白味が少ない。中途半端な描写で終わってる人物がいたり、無理な設定で強引に話を展開させている部分も気になってしまう。なんとなく惜しさを感じつつ、絵画モノの面白さを感じさせてくれた1冊だった。

  • 絵画関係の本はおもしろい。

  • タイトルと表紙に惹かれて衝動買い。

    ストーリーはひねくれてるし、登場人物は多いし、
    会社の行き帰りの電車で細切れに読んでいると
    ときどきついて行かれなくなる(^ ^;

    「んなアホな」的展開も随所に見られるが、
    遺産相続を巡る複雑な人間関係と
    かなりクセのある登場人物たちとで
    ダレることなく読み進められる。

    ただ鋭士と優のキャラ付けが、
    やや中途半端か(^ ^;

    ミステリなので、これ以上は書けませぬ(^ ^;

  • 驚く驚くと聞いていたので、色々と疑いながらへそ曲がりな読み方をしていたら、あまり驚くことなく終わってしまった。
    まっさらな素直な心で読んだ方がいいようです。

    絵画の情報はなかなかおもしろく、スマホ片手に絵の画像をみながら読みました。絵の隠され方もなるほどという感じ。素人目には、それは台無しになっちゃわないのかなーと心配でしたが、現代の技術があれば復元できるもんなんでしょうか。

    主人公のセリフや行動にあまり共感できなかったせいか、最後まで違和感がぬぐい切れなかった。あととにかく人間関係がわかりづらい。おおよその年齢も把握しにくかった。題材はおもしろいので、惜しいなーという感じです。

  • 絵画絡みのミステリーは、結構好き。

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