チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 11139
感想 : 938
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796661638

感想・レビュー・書評

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  • 感想は上巻のほうに書きました(°▽°)

  • はじまり

  • ドラマと結末が違いますと言われて読み始めたのですが、時間の経過もあり、どう違うのかがわかりませんでした。登場人物の個性は、原作でも際立ってるなぁと思い、楽しめました。

  • 後半にて白鳥登場。
    最終的に解決するけどしてないっていうこのモヤモヤ感。
    ま、現実とは割り切れないものですわな。

  • 精神科医の主人公・田口が勤める大学病院で、高難易度の心臓手術を次々成功させ、世間から注目と喝采を浴びる「チーム・バチスタ」。
    ところが突如3件立て続けに術後に患者が死亡。田口が、この調査を病院長から任命されるところから物語が始まります。

    なんといっても異端官僚・白鳥のキャラの立ち方がすごいです。こういう色んな意味で力強いキャラが空気とか常識をぶち壊していくのは読んでいて爽快です(一緒に仕事はしたくないですが。理屈責めにあった上で「センスないねーアンタ」って言われそう)。

    上巻では謎が深まるばかりだったところから鮮やかにまくる下巻という展開で、話のテンポがよく、どんどん読み進められます。

    ミステリーを読みたい!というときに気軽に、かつ本格的に楽しめる一冊だと思います。




    -----以下、ネタバレ含む-----

    「飛ぶために必要で、今の田口センセに欠けているもの、それはほんの僅かな勇気、だけなんですけどねえ」
    というセリフをレストラン「満天」で白鳥に言われる場面がありますが、最後の会見シーンでの田口の大立ち回りはそれに対するひとつの答えなのかな、と思いました。
    田口センセの続編の活躍にも期待ですね。

  • おもしろかったけど白鳥のキャラがあまりに現実味がなくて少し冷めた。なんで半分過ぎてから出すんだろ?ちょっと歪ではないか?彼がいないと話が転がり始めないのであれば前半はなんだったの?
    犯人の意外性のなさにも拍子抜け。いやんいやん。そんな穏当な結末じゃいやん。動機も取ってつけたようだし。医局の闇的なものを扱いながら個人的な狂気が動機になるっていうのはどうなの?
    あとはチーム員のその後を描くなら全員の進退を示さないと公平でないと思う。そういう甘さが犯人の意外性のなさにもつながってしまっていると思う。
    犯人の指摘よりもチームの栄光と転落の軌跡がドラマチックだった。話しが進むにつれて集合写真が過去の栄光になっていくのが切なくてよい。

  • 東城大学医学部付属病院で発生した連続術中死の原因を探るため、スタッフに聞き取り調査を行なっていた万年講師の田口。行き詰まりかけた調査は、高階病院長の差配でやってきた厚生労働省の変人役人・白鳥により、思わぬ展開をみせる。とんでもない行動で現場をかき回す白鳥だったが、人々の見えなかった一面が次第に明らかになり始め…。医療小説の新たな可能性を切り拓いた傑作。

  • 読了

  • 面白かった!!

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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