ソリューション・ゲーム 日常業務の謎 「このミス大賞」シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.10
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本棚登録 : 120
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663700

感想・レビュー・書評

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  • 大学卒業後、気ままな生活を送っていた『東』。諸事情により、父親が役員を務める企業に入社することになるが、出社初日に言い渡されたのは、子会社への出向だった。

    主に親会社の依頼で、公に出来ないトラブルを、合法・非合法の手段を問わず解決に導く。ストーリー的には、適度にハラハラ感もあり楽しめたのだが何か引っかかった。
    そもそもが小説だし、杓子定規な倫理観念を持っているわけでもなく何が何でも真実を公にするのが正しいと思っているわけではない。昨今の風潮には、当事者同士が納得しているのであれば部外者が口を出さなくともと強く思う。だが、それは法を破ってよい理由にはならない。
    「多数から少しを奪う」よりも「一人から多くを奪う」方が罪深いとか、皆被害がないならいいじゃないかとか、結局は理屈を付けて自己弁護しているのだけではないか。大体誰も傷ついいてないなんて、本当に分かるのか?むしろ、守るべきもののために、自覚を持って法を犯す覚悟があると言いきってくれたなら、もっとすっきり受け止められたのに

  • 設定は面白かった。最後の最後も悪くなかった。主人公の悩みに共感出来れば、もっと面白く読めたのかなぁ。悪くはないです。

  • 親のコネで入った会社から、調査・トラブル解決室のような子会社へ出向させられたモラトリアム青年が主人公。
    殺人の起こらない日常的な謎だが、舞台が会社というところが面白かった。
    (図書館)

  • 2012/12/05
    自宅

  • こんな部門会社に勤めたらちょっとわくわくするだろーなと思って読み始めました。最後の方はちょっとした復讐劇でなんとなくハッピーエンド。でも最後まで飽きずによめちゃいました

  • 図書館にて。
    仕事の話どまんなかで、会社にいるような気分になった。
    ラストまで読み切れず返却。
    ちょっと残念だった。

  • 面白かった。日常業務の謎といいつつ結構な特殊業務をしていたような。コネで入った割にこの仕事に対する能力が高いのがいまいち。

  • 文章も読みやすく、登場人物も興味深げなのが多く楽しく読めたけど、主人公が優秀過ぎていまいち物足りない。

  • (収録作品)漏洩?/横領?/奪還?/偽造?占拠?/誘拐?

  • 性懲りもなく自分探しの途中である若者が親のコネで就職し、リスク管理の子会社で非合法すれすれの業務を行う短編集。それぞれの事件や解決方法が薄っぺらいので星3つにしましたが、ネタ次第では今後面白いシリーズに発展しそうな予感もある。前作でも思ったことですが、着目するテーマは良いので、もう一皮むければ人気作家に化ける可能性を感じます。

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