イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673617

感想・レビュー・書評

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  • 上に記載済み

  • これはもう小説の域を出た、ノンフィクションだね。
    医療現場の悩み、官僚体質など、難しい問題です。

  • グッチー、白鳥の名コンビの結末はミステリーでは無く・・・・。
    「チームバチスタ」から続く一連のミステリー作品は作者のこの主張にあった。納得。

  • 厚生労働省、法務省、警察庁など医療過誤を明確にしろ!という割には死亡時医学には金を出さない問題点。解剖するには25万円の費用がかかるが、すべて病院持ち出しの為、なるべく解剖はしたくない。作者の言うAi診断が現実化されれば多くの問題点が解決するのだが、役人達は新しいこと、金のかかることはしたく無い。医療の問題点が浮き彫りになる作品。内容はちょいと難しいかもしれません

  • シリーズの他のものはおもしろいけど、これに関してはいまいちかな。

  • 結局は政治家と官僚に何とかしてもらわないと。
    医者だけが頑張っても身体壊して終わってしまう。

  • 官僚批判が少し強すぎる。
    彦根のキャラクターが強いのはいいけど、一人語りさせすぎていて押し付けがましい。
    医療庁という構想は大きくて魅力的なのに、なぜか読んでいてわくわくしなかった。

  • 日本の官僚制度を正面からダメ出しするのが痛快。どんな組織も己の保身に走ると既存の価値観に固執して、何も進歩しなく成るよね。一度創り上げた制度でも、常に客観的な物の見方で「ダメなものはダメ!こういう風に変えて行こう!」と先陣切って発言するのってやっぱ恰好いいね。

  • 主題は行き詰った死因究明制度。どこまで現実でどこまで作りものなのかわからないけれど、CTで確認してわからないものは解剖すれば良いのに、と単純に思いますが、既存の仕組みを変えるのはかくも困難な道のりだ、ということが描かれています。宗教法人の話をむしろ読みたかった。

  • ―――医療行政の本丸・厚生労働省で行なわれた会議に
    不定愁訴外来担当の田口を招聘した厚労省の変人役人・白鳥。
    迷コンビ、田口・白鳥が霞ヶ関に乗り込み大暴れ!?
    現代医療のさまざまな問題点を鋭く描きだすエンターテインメント。


    大谷からの借りもん

    本作品のテーマは『医療行政の崩壊』
    現実のニュースで見たような事件が小説の中で絡み合い
    死因究明の新機関創設の追い風になっていく

    医療と司法の分離のために行政が絡むっていう複雑な構図やけど
    いつもの論理的な文章で引き込まれる

    ジェネラル速水に次ぐほどの
    ロジカルモンスターも出てきて面白かったー

    ほぼノンフィクションの社会問題とエンターテイメントの融合をぜひどうぞ

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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