アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C よ 1-2)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796679374

感想・レビュー・書評

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  • ハラマキシリーズです。
    警視庁鑑識課の女性警察官の原麻希巡査部長の物語。
    このシリーズは主人公が鑑識課所属なのに公安の物語なのか?
    主人公の名前はハラマキ。「私をフルネームで呼ばないで」が口癖です。

  • また新しいシリーズに手を出してます
    学習能力ゼロか!

    面白かったからええじゃないか!
    ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか(なんか祭り始まってる)

    いやもう最初の20ページくらいでぎゅっと掴まれたしたよ!
    大事よね、最初の20ページ大事よね
    こうね、足首をぎゅっとね、長い髪の血まみれの女の人に…ってそれ話しのジャンル変わってきてるから!

    最初の20ページで原麻希一家がぎゅっと濃縮されて、なんかおもしろそう!ってなりましたよ
    上手い!ヨシエリさん上手い!(なんか略し始めましたよ)

    そして相変わらず設定がイカれてるなぁ〜って感じで好き

    優秀な刑事だったのに今は鑑識の主人公
    夫はだいぶ歳上の刑事で謎行動が多くて
    連れ子の息子は25 歳でニート
    7歳の娘はおしゃまでかわいい!

    この一家が今後もあれやこれややってくれるのかな?
    もちろん追っかけますよ!

    • 1Q84O1さん
      ブックオフ、ブックオフ!
      ヨイヨイヨイヨイ〜!♪
      ブックオフ、ブックオフ!
      ヨイヨイヨイヨイ〜!♪
      2024/01/23
    • 土瓶さん
      ええじゃな……、止めた。
      のってしまうと人として大事な何かを失ってしまいそうな予感が。
      ええじゃな……、止めた。
      のってしまうと人として大事な何かを失ってしまいそうな予感が。
      2024/01/23
    • ひまわりめろんさん
      最初から持ってない説を支持
      最初から持ってない説を支持
      2024/01/23
  • 原麻希…通称ハラマキ
    そしてフルネームで呼ばないで!と怒る。
    子持ちの刑事と結婚し、成人した義理の息子と小1の娘がいるという設定。
    印象がコロコロ変わりキャラが掴めない感じで、ストーリーもめちゃくちゃ深刻で規模もデカい。
    だけど何故かキャラのせいなのかある意味軽い。
    何人も死人が出てテロが誘拐が殺人が…と入り組んだ内容なんですが(*_*)

    もう一つのシリーズも公安物で、あちらの律子さんが激しすぎて軽く感じてしまうのか笑

    あっ!このシリーズ「日本ラブストーリー大賞」だった…ラブストーリーなんだ笑

    ラストで旦那様の原さん、息子の健太、おませな娘
    なんだかハラマキ一家がクセになりそうな予感…

    とりあえず次も読みましょ‹‹\(´ω` )/››


    • 1Q84O1さん
      律子さんやっぱりスゲー!Σ(゚Д゚)
      律子さんやっぱりスゲー!Σ(゚Д゚)
      2023/07/03
    • みんみんさん
      でもハラマキ仕事できるの〜感が良すぎ笑
      でもハラマキ仕事できるの〜感が良すぎ笑
      2023/07/03
    • 1Q84O1さん
      律子さん&ハラマキの今後の活躍が楽しみ!
      律子さん&ハラマキの今後の活躍が楽しみ!
      2023/07/03
  • 実は9作目を先に読んでの一作目。
    これで元彼今旦那さんとの関係を把握。
    人間関係も濃いが、ストーリー自体もなんでもありでドラマチック全開で、これくらいのほうが、非現実感に浸れて楽しめる。
    エンタメとして楽しむに面白かった。

  • 2作目から読んでしまったけど、ネタパレなどはなく、気にせずに読めたと思う。読みやすくて面白かった。原麻希(ハラマキ)女性秘匿検査官。
    凄く優秀な警察官で、元恋人との関係性も良き。最後の空港での描写がすごく良かった。
    チープな感想でごめんなさい。

  • 感想
    読み物として面白いがどうしても現実離れした展開が気になる。

    最後の伏線回収は結構スッキリ。

    あらすじ
    鑑識捜査員の原真希は、義息子と娘と暮らしている。ある日、元検事殺人事件で急遽呼び出され、現場に向かうと旧姓の佐藤宛に子供を預かったという脅迫状を受け取る。家に帰ると子供はおらず、犯人の指定した場所に向かうと、同期でキャリア上司の戸倉がおり、彼女も一人息子を誘拐されたという。

    二人は誘拐事件は、昔二人が捜査した関谷という強姦魔を追う事件を思い出す。そこから背望会という警察組織をターゲットにした過激組織に行き着き、やがて真希の義理息子の健太が背望会のリーダーとして捜査線上に浮上する。

    やがて背望会は、創始者の釈放と飛行機を要求したテロを起こす。アゲハの正体は誰なのか?

  • 公安警察という組織は、秘密のベールに覆われて、隠密行動をするのが常だけに、ドロドロとした暗く、ダーティなイメージがある。隠蔽か、欺瞞か――法の番人たる警察組織にあって、法に対して超然的な組織が「公安」というものなのだと考えてきた。
    本作でも、公安の超然ぶりはいかんなく発揮される。八年前の目を覆いたくなるような残忍な犯罪。それでも起訴されることなく、贖罪もされない者が、この物語の最初にして、最大の伏線である。
    その後も作者は、実にリーダビリティの高い文章の中に、さまざまな伏線を織り込んでくる。事件の全貌はなかなか姿を見せず(それこそが公安が絡む事件の典型ではなかろうか)、しかし最後に明かされる事実によってそれまでの認識はひっくり返されるという確かな予感はある。ミステリー小説によくあるように、誰もが怪しい。やきもきしながら一気呵成に読んだあかつきに明かされる真実は……。
    読んでいて楽しい小説だった。さまざまな出来事が起きて、いろいろな人物の交錯があり、その中から少しずつ見えてくる真実らしきもの。しかし、真実と思えることも、さらにその真贋は確かではない。この葛藤が物語を読み進める原動力となる。
    最終章の焼き鳥屋で、最後の真実が明かされる。ここに及んで、読者はもう一度カタルシスを得ることとなる。
    他のシリーズも読んでみたくなった。

  • 結婚の改姓により、原麻希=「ハラマキ」という、女性にとってはちょっと引ける姓名になってしまった鑑識課の巡査部長が主人公。
    名前からして、ユーモア小説かと思いきや、謎解きもあり、読みやすくスピード感もあり、意外と正当な警察ミステリー。
    シリーズ化されている様なので、『音道貴子』や『姫川』のように、成長していくだろうか。
    次回作も読んでみよう。

  • 女性捜査官を主役にした警察小説ミステリ。「ハラマキ」って呼ばれちゃうのは可哀想ですが(笑)。なかなかかっこいいよね。
    正直なところ、最後の最後まで真相は読みきれずに振り回されました。アンソロジー「しあわせなミステリー」に収録された番外編を先に読んでいたので、あの人が犯人でないということだけは分かってしまっていたのだけれど。それでも予想の出来ない展開でした。
    大事の前の小事ということなのかもしれないけれど。やはりあの事件の処理は許せないなあ。とんでもないですよあれは!


  • 1.おすすめする人
    →2時間ドラマが好き、警察小説が好き

    2.内容
    →家族設定がやや複雑。
     内容はのめり込むくらい良い◎
     現在起きている事件が過去の事件と交差する。
     最後の伏線回収がとてもすき。

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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