花々 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696135

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄の花を題材に、岡山で看護師を辞めた純子と島を出てキャリアウーマンとなった成子を主人公に5編。
    カフーの2人がどうなったか気になってガツガツ読みました。人に歴史ありだなあ、と思いました。みんなそれぞれでそれがいいよなあ

  • カフーを待ちわびてのサイドストーリー。

    東京→島
    島→東京
    に行った対照的な女性2人。

    千と一枚のハンカチ。は感動。

  • 「カフーを待ちわびて」と並行して展開する、もうひとつのストーリー。

    女性の強さや優しさ、自分を大切にできる潔さが大好きになる。

    自分を作ったすべての時や人たちを、すべて自分の中に取り込んで生かしてゆく。生かされてゆく。ふと立ち止まる女性たちの目の前に咲く花々


    美しい。涙が出そう。

    こんな生き方、今からでも…男でもできるかな。

  • 沖縄を舞台にした、純子と成子の2人を中心とした中編小説。
    日常に埋れたり、逃げ出したくなったりしたときに、また読みたい。

  • 旅路の果てにたどりつく場所。
    ようやく見つけた自分の居場所。
    なつかしい風が吹き、
    あたたかい時間が流れる場所。

  • 「泣いたらええです。ハンカチは、ほれ、いっぱい、千と一枚もありますから。」

    前作を読んでカフーを待ちわびてた方は、この本を。

  • 『カフーを待ちわびて』の登場人物たちの背景が南国の花々とともに描かれている。

    登場人物ごとに短編形式になっており、カフーを読まずともこれだけで十分内容が濃いのだが、どちらかというとスッキリとしたラブストーリーにゴツゴツした日常を差し込んでくれるので、セットで読むと非常に奥行き深い連作になる。

    南国の花といえば、赤のイメージだったが、白い花もあるんだな。

  • 島の人々の
    優しさに
    触れ合える本。

    本物の
    花がみたくなりました。


    2014.9.28

  • もうすぐ沖縄の離島へ旅行に行くので、テンション上がりました!

  • さらっと読める。どんな事があっても強く生きていける気がする。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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