花々 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 869
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696135

感想・レビュー・書評

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  • ラブストーリー大賞シリーズなんですね。
    ラブストーリー?まぁそうかもしれませんが。
    恋愛重視ではない良い本を探していた私には良い本でした。

  • 『カフーを待ちわびて』のサイドストーリー。

    原田マハさんの小説ばかり続けて読んでいると、似たような登場人物が多いと気づく。仕事で多忙を極め、キャリアを積む一方で、私生活でつまづいたり、時にはその職から離れることになったり。人生でいちばん大事なものを大切にして下さい、というメッセージが所々に散りばめられているような気がする。原田さんの経験を踏まえてなのかな。分からないけれど、そんな気もする。

  • 『カフーを待ちわびて』のサイドストーリー。それぞれ花をモチーフにした5つの短編(ハンカチはコンロンカ、俗称ハンカチの花のこと)。
    相変わらず、悪人の出てこないホンワカした暖かな話です。妬みや憎悪、そういった感情が無い訳では無いですが、ドロドロしてないし、すぐに改心してしまいます。ですから安心して読めますね。
    しかし。。。。
    原田作品は『さいはての彼女』で出会ってから1月半の間に5冊。やっぱりちょっとハイペース過ぎ、少々ホンワカが鼻に着き始めました。少し間をおいて次作という事にしましょう。

  • 郷里の岡山を離れ沖縄でアルバイト生活をする元看護師の女性。郷里沖縄を離れ東京でキャリアウーマンのバツイチ女性。この2人が沖縄で出会いストーリーが展開する。数時間で一気に読める小説。読後、この2人の人生が気になる。

  • その島でだけ咲ける花。
    その季節にしか咲かない花。
    越冬する花。
    1年中咲き誇る花。



    いつか咲かせよう
    わたしの花を。




    美しい花々と女性たち。



    「カフーを待ちわびて」のサイドストーリー。
    さらっと明青と幸のその後が描かれてます。



    「ハンカチならここに1,001枚ありますから。」

  • 『カフーを待ちわびて』のもうひとつの感動ストーリー
    という本の帯にひかれて購入。
    カフーで、初めて原田マハ作品に触れて感動したので。

    何よりも、明青と幸のその後が描かれていたのがうれしかった!!
    はあ~よかった(^^)
    離島のあったかーい雰囲気は、カフーのときとはまた違ってよかった。

    故郷(田舎)と都会
    故郷(都会)と田舎
    きっと、自分が生まれ育った場所と正反対の場所に憧れるもんなんだろうな。
    でも結局、生まれ育った地域に自分はいちばん馴染んでいるんだよ。
    って思い起こさせてくれる作品。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「離島のあったかーい雰囲気」
      文庫になったので、買ったのですが積んであります。夏に読みたかったのに、、、(1年置くつもりはありませんが)
      「離島のあったかーい雰囲気」
      文庫になったので、買ったのですが積んであります。夏に読みたかったのに、、、(1年置くつもりはありませんが)
      2012/09/12
    • mariさん
      確かに夏に読みたい内容ですね(笑)
      まだ残暑も厳しいですし、ぜひ!私ののろのろスピードでも1時間かそこらで読めましたので♪
      確かに夏に読みたい内容ですね(笑)
      まだ残暑も厳しいですし、ぜひ!私ののろのろスピードでも1時間かそこらで読めましたので♪
      2012/09/13
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「まだ残暑も厳しいですし」
      ですね、しかし何時まで暑いのかなぁ~
      「まだ残暑も厳しいですし」
      ですね、しかし何時まで暑いのかなぁ~
      2012/09/19
  • マハさんの『カフーを待ちわびて』の番外編というか
    同じ時期にカフーと明青と幸の暮らしの傍で繰り広げられていた物語
    鳳仙花、ねむの花・デイゴの花、さがり花、コンコロカ(ハンカチの花)
    たくさんの沖縄の花とともに、やるせない物語が進んでいく
    最後の方は、ちょっと、号泣・・・・

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「やるせない物語が進んでいく」
      「カフー・・・」を読んだので、次はこの話と思ったのですが、、、遣る瀬無いのは苦手かなぁ。でも沖縄は好きだから...
      「やるせない物語が進んでいく」
      「カフー・・・」を読んだので、次はこの話と思ったのですが、、、遣る瀬無いのは苦手かなぁ。でも沖縄は好きだから読むと思う、、、明るい時に。
      2012/08/10
    • keroruuさん
      nyancoromaruさん、コメントありがとうございます
      沖縄のイメージとおり、さわやかないい本だと思います
      明るいときに、ぜひお勧めしま...
      nyancoromaruさん、コメントありがとうございます
      沖縄のイメージとおり、さわやかないい本だと思います
      明るいときに、ぜひお勧めします
      2012/08/11
  • 花は自分が生きる環境に呼応して、大地に根を張って凛と咲く。
    純子と成子の宿命。冬を乗り越えていく姿が重なりました。

    「カフーを待ちわびて」の明青と幸の後日談が聞けたのも良かった。

  • 2023.14

    「カフーを待ち侘びて」のサイドストーリー。
    少し前に読んだので内容がふわふわしてしまっているが、
    「カフーを待ち侘びて」のような良さがあるというよりは、
    「カフーを待ち侘びて」のファンがより楽しめるものとしてある感じかな。

  • 女性が主役の物語。
    自分らしく、やりたいことを大切にまっすぐ頑張ろうと思えた

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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