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- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797329858
感想・レビュー・書評
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主人公タハーマは青い髪族の娘。故郷を虚無に襲われ、桃源郷ナザグルを目指しはじめる。そんな中で狩人族のセレダスと地霊小人のヴルグルックと出会い、タハーマは一見安全に見えるナザグルに危険が潜んでいることに気づく。「影の王」と呼ばれる謎の男によって何人もの死者が出ているというのだ。そして、青い火で町を守っているというクリザの賢者を訪ねてみると、彼は何とタハーマの祖父だった。青い髪族を助けてくれるよう、タハーマは祖父に頼むが・・・。そして、影の王に決して襲われることないアイラーナの秘密とは?
タハーマが健気で大好き。ホントに誰よりも音楽や歌を愛してるんだなぁと思わせる。アイラーナの悲しい運命が切なかったです。全てが終わって影の王が倒されたとき、アイラーナとおなかの赤ちゃんはどうなったのか気になりました。あと、最後のシーンが悲しすぎた・・・。セレダスには人狼の毒から何とか助かってほしかったです。「ぼくを殺してくれ!あいつの命令にどうしても逆らえないんだ!」というセレダスの、タハーマを傷つけたくないという強い思いに心打たれました。全体的に悲しい感じが漂ってたような気がする。影の王はいなくなっても、悪との戦いはやむことがないのだと言われたようで切なかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示