あなたはコンピュータを理解していますか? 10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分がきっちりわかる! (サイエンス・アイ新書)

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  • ソフトバンククリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797339499

感想・レビュー・書評

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  • 思ったより、おもしろかった!
    コンビューターのうんたらかんたら~って、
    難しい話かと思ったら、

    例え話が、身近な細かな部分だから、
    ある意味、
    コンビューターの存在意義みたいなのを実感した気がする。

    すこし、最後の方は飛ばし読みで
    理解をしてない部分もできてしまったけど、
    面白い本でした。
    同じ著者の本を読んでみたい気もする。

  • 情報のエントロピーが高いコンピュータの言葉。我々の言葉は情報のエントロピーは薄められ、冗長性が多くなっている。聞き取れない言葉があっても補完が出来るのが冗長性の特徴。非常にわかりやすく書かれている。

  • 分かりやすく書こうとしているのは分かる。ただそれが逆に分かりづらくしてる感も否めない

  • [ 内容 ]
    本書が目指しているのは、小手先の知識ではありません。
    コンピュータについていわば「王道」を堂々と行く内容、10年後、20年後まで役立つコンピュータに対する根本的な理解を伝えようとしています。
    毎日使うコンピュータを根っこの部分からきっちり理解し、コンピュータ全体を見渡せるようになるための大切な鍵が潜んでいます。

    [ 目次 ]
    第1章 その味噌汁の塩分はいかほど?-正味の情報量は意外と少ない(インスタント味噌汁が商品として存在可能な理由 人間の手、ドラえもんの手、そしてコンピュータの手 ほか)
    第2章 油田のパイプラインと伝言ゲームの連続-パイプが細けりゃ、通るものも通らない(パイプをつなげ!はて、どうやって? 向こう側とこちら側をつなぐもの ほか)
    第3章 自動販売機はコンピュータ理解の始まり-あるいは、自動販売機と人生ゲームのステキな関係(自動販売機の気持ちになって考える 入ってきたお金を覚えよう ほか)
    第4章 記憶のカースト制-時間と空間の近さ・遠さ(汝のプログラムを愛せよ 蓄音機の針は踊る ほか)
    第5章 師宣わく「未来は常に移り変わっておる」-コンピュータの限界とその先(チューリングの置き土産 未来へと続く道 ほか)

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • たとえ過ぎててよくわからんくなることがしばしば。説明内容のウェイトのかけ方も???この出版社の新書は、題材とかタイトルはおもしろいので、それだけに中身が物足りなく感じることが多い気がする。

  • エントロピーから情報の考え方を書いた珍しいコンピュータ解説本。他の本にはない独特な手法でコンピュータを解説する。コンピュータとの付き合い方を考えさせられる。

  • 私にとって、この本のエントロピーは高くない・・・気がする。

  • プログラム的な内容かと思いきや、概念的な記述に力点をおいています。
    その記述も絶妙な例え話でうまくまとめていると思います。
    ただ、文体に若干癖があり読む人を選びそう・・。
    個人的にはかなり楽しめた。

  • 本書はブログで紹介されていて、「自分は本当に理解出来ているか?」と考えた時に
    「理解出来ていない」と思い、即購入しました。ただし、読むのが大変遅くなって
    しまいました。結論から言うと、難しくないが、非常に大切な事を述べていると
    思います。

    内容は、第一章でエントロピーについて易しく詳しく述べ、第二章ではチャネルに
    ついて、第三章では有限オートマンについて、第四章では参照の局所性とメモリ階層、
    最後の第五章で、コンピュータの限界と未来ですね。(目次になってしまいました。)

    もう少し詳しく述べると、大切な情報はエントロピーで表現され、それらはbitで数え
    られる。情報は送る側・受ける側両方のパイプが太くなければ移動中に減ってしまう。
    プログラムとは「はい」と「いいえ」で最初から最後まで繋いでいく。メモリは、分類
    され効率的に記憶され、参照される。最後にバグはなくならないし、未来はそんなに
    明るくない。ですかね。

    個人的には、

    1.どんな複雑な問題も、単純な計算で解決できる(計算量は多くなるが)。
    2.まだまだ情報技術の分野は発展途上的である。
    3.物事は多面的に見る事。

    以上の3つが大切かなと思いました。特に、1のプログラムの思考回路は
    学ぶべき点が多いような気がします。飛躍する事なく、階段をひとつづつ
    登るように、物事を考えていく。まさに数学的思考ですが、それこそ人に説明したり、
    説得する時、なにかを順序立てて考える時にはとても大切です。

    値段も高くないですし、気軽に読めるのでお薦めです。

  • 【2008/09/27】
    コンピュータの仕組みに興味を持つための入門書。情報量、チャネル有限オートマトン、メモリの空間局所性、チューリングマシンでの不完全性を扱っている。だが、あえて計算や理論を使わないように書いてあるため、まわりくどくなっている。

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著者プロフィール

京都大学卒業、東京大学大学院博士課程修了(情報科学専攻)。博士(理学)。エルデシュ数=5。現在は茨城大学に勤務。著書に『マイクロソフト・シンドローム』(共著、オーエス出版)、『「伝わる!」説明術』(筑摩書房)、『仕事を加速する技術』『あなたはコンピュータを理解していますか?』(SBクリエイティブ)、『なぜコンピュータの画像はリアルに見えるのか』(NTT出版)、など。

「2014年 『あなたはネットワークを理解していますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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