- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797343656
感想・レビュー・書評
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最初は一気に引き込まれておもしろかったのですが、最後がちょっと尻すぼみ・・・。
三部作などにして話を掘り下げても全然いけたのになあ・・・。
ですがアンナとピーターがかわいすぎる!
もっと外の世界での二人を見てみたかったな。
表紙の絵はのがるわこさんだったのと日本語訳が橋本恵さんだったが驚きでした。
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本屋で児童書の欄に並んでいたのだけど、児童書というにはちょっとグロすぎると思った。
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今から130年ほど未来の話、不老不死の薬が開発されて人口が減少しなくなり、
新たに生まれてくる人間が邪魔になった。
そこで、「長命を放棄しない限り、子どもを持ってはならない」という政策が採られた。
しかしどうしても子どもが欲しくて、密かに子どもをつくるカップルもいた。
その子らは違法な子どもなので「サープラス(よけいな存在)」と呼ばれ、施設に隔離されて奴隷のような存在として扱われていた。
アンナは2歳半で施設に入れられ、自分は必要の無い人間だと洗脳されて12年間暮らしてきた。
有能な召使いとして外の世界に出られる可能性があるサープラスとして、完璧になりつつあった。
ある日、新たに捕獲されたサープラスが施設にやって来た。
普通なら年少者のはずだが、彼は15歳くらいの少年でピーターといった。
ピーターはアンナに言った。「きみの両親を知っているんだ。きみを助けるために来た」
久々に読んでてドキドキしました。
最後に思いがけないドンデン返し、あります。
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児童書…とは言えない。
2140年の世界です。
オーウェル的な。
サープラスとリーガルに分けられた人間たち。
どうなってしまうのか。
アンナのお母さんの言葉が印象的でした。
ぜひ。