もっと知りたい旅客機の疑問50 エンジン2基の双発機と4発機はどっちが安全? 預けた荷物がときどき“迷子”になるワケは? (サイエンス・アイ新書 94)
- ソフトバンククリエイティブ (2008年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797347159
作品紹介・あらすじ
空の旅を楽しむ余裕が出てくれば、また新たな疑問がわいてくるもの。「そういえば、エンジンはなぜ主翼の下側についているのだろう」とか、「飛行中の速度はどうやって測るのだろう」などなど。疑問を全て解消できれば、空の旅がより楽しく、ワクワクするものになるのはいうまでもありません。読んで、疑問をスッキリ解消。
感想・レビュー・書評
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図書館
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「機体をペイントする本当の理由は?」、「着陸時に揺れないパイロットの超テクニックとは?」、「預けた荷物がときどき”迷子”になるワケは?」、「『コードシェア』ってなに?」といった旅客機、パイロットや整備士、空港、航空会社に関する疑問に、写真を使いながら簡潔に解説したもの。著者が実際にパイロットやCAの人たちに取材したものも含まれている。同著者による『みんなが知りたい旅客機の疑問50』の続編、という位置付けらしい。
個人的には、関空がKIXである理由とか、「飛行機に毎日乗っても事故に遭うのは438年に1回」(p.139)とか、ルフトハンザは医者だとマイルがもらえる、とか知らなかったし、面白かった。「飛行中の旅客機はどうやって撮影するの?」というのも面白いし、普通にCGだと思っていた。p.180の「『顧客の上位2割が収益の80%を生み出す』というマーケットの構図」も、飛行機の話ではないが、へぇっと思った。「ロストラゲッジ」を防ぐ方法なども、役に立つ。「着陸時に揺れないパイロットの超テクニック」のところでは「振動を感じさせないよう可能なかぎりなめらかに着地する」(p.66)のが理想とされているが、昔パイロットの人が、「ある程度バウンドさせて摩擦を生じさせないと、停止までの距離が長くなるから、あまりにも振動を感じない着陸はダメだ」と言ってたのを覚えていて、人によるのかなと思った。でもそのあとのガタガタがライト、というのは知らなかった。あと「空港の管制塔ではなぜ英語で話すの?」という質問は、「なぜ日本人同士でも管制で英語を使うの?」の方がいいんじゃないか、と思った。(2015/09) -
前回紹介した「みんなが知りたい」の続編。前作はかなり好評だったらしく、新たに50のコラムが書き下ろされている。前作と合わせれば100の大台に乗った。今回も旅客機の構造からパイロットの業務、空港の設備、近年話題のLCCについてなど、前作で触れられなかった点から一歩踏みこんだ点まで多彩な観点からの解説がなされる。
以下、印象に残った内容を列挙。
・「飛行機の墓場」と呼ばれる空港(モハベ空港)がアメリカに存在する
・JALには塗装をしていないベアメタルカラーの機体が存在する(しかも格好いい)
・エアラインパイロットが操縦できる機種は一度に一機種のみ
・滑走路には一般道路の数百倍の厚さのアスファルトが使われている
・空港では鳥撃ち人と虫捕り人が活動している
・毎日飛行機に乗っても事故にあう確率は438年に一回
また、前作から共通する点として、(執筆時点で)最新鋭機のエアバスA380とボーイング787の凄さがフィーチャーされており、搭乗してみたいと思うと共に、機種毎の旅客機の区別についても少しずつ分かるようになった。以前はジャンボジェットがボーイング747という一機種の愛称であることすら知りませんでした。 -
内容紹介
疑問を解消すれば旅客機も旅ももっと好きに
空の旅を楽しむ余裕が出てくれば、また新たな疑問がわいてくるもの。「エンジンはなぜ主翼の下側についているのだろう」とか、「飛行中の速度はどうやって測るのだろう」などなど。前作と合わせて本書を読めば、疑問がスッキリ解消すること間違いなし!
空の旅を楽しむ余裕が出てくれば、また新たな疑問がわいてくるもの。「そういえば、エンジンはなぜ主翼の下側についているのだろう」とか、「飛行中の速度はどうやって測るのだろう」などなど。疑問をすべて解消できれば、空の旅がより楽しく、ワクワクするものになるのはいうまでもありません。『みんなが知りたい旅客機の疑問50』と合わせて読んで、疑問をスッキリ解消しましょう。 -
旅行好き、飛行機好きのための本
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購入場所:セブンアンドワイ
読書期間:2009年9月30日〜2009年10月2日 -
「みんなが知りたい旅客機の疑問50」の続編ということで「もっと知りたい」が刊行。雑学ネタの本は多いので、もう少し安くても良い気がするが…。