新版暗号技術入門 秘密の国のアリス

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  • ソフトバンククリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797350999

感想・レビュー・書評

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  • いかにも難解そうなタイトルだが、難しい言葉は使わず、分かりやすい図表で丁寧に解説されている。内容もスタートアップに必要な情報が漏れなく詰まっており満足。

  • 情報学部の学部生だった頃に読んだ。換字式暗号からRSAなどの公開鍵暗号までに一通り触れられていて、現代の暗号についての基礎的な知識を一通り学ぶことができた。

    その後、研究室に入り専門的に暗号の研究をした際にも、この本の内容はそれなりに役に立った。

    そんな思い入れもあり、暗号の世界から足を洗った今でも、この本は本棚に置いてあり、たびたび眺めて楽しんでいる。

  • 図も豊富で網羅的に説明されており非常に分かりやすい。暗号について学ぶのであれば、最初に手を取ってみるべき本だと思う。

  • 現代暗号において基本的な6つの道具(対称暗号・非対称暗号・一方向ハッシュ関数・メッセージ認証コード・デジタル署名・擬似乱数生成器)について説明した本。

    文章も丁寧で分かりやすいが、それ以上に素晴らしく分かりやすい図がたくさん掲載されている。

  • 技術者の必読本。

  • 暗号について簡単に網羅している本。
    結城さんの本らしく、読者のためにわかりやすい言い換えなどが散りばめられてた。夏の短期講座で学んだ暗号の補足にぴったりでした。

  • ネットワークと並んでとにかく苦手意識があった暗号セキュリティ関係の話。
    社内の尊敬する先輩2人もがそれぞれ(旧版を)持っていたので、絶対良い本に違いないと思って購入したが、永らく積読。
    でも読み始めてみると、暗号技術の基礎をわかりやすく教えてくれていてとても読みやすかった。
    さすが結城氏の本だ。

    とにかく読者がおいてけぼりにならないように気を使ってくれる。説明が丁寧で、読んでいて心地いい。
    さらに、ところどころに出てくるクイズで素朴な疑問を解決し、各章の終わりにはチェック問題で復習もできる。

    基本的だけど必要十分な範囲をしっかりカバーしてくれているようだ。これからこの本に出てきた言葉が会話に登場したら、あやふやなままで済まさずにしっかり本書を引いて復習したい。

    技術書で長く手元に残るものは残念ながら少ないのだが、この本は間違いなくずっと手元に残るだろう。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      そっか、暗号ってセキュリティに関わる事ですね。
      数学的勘と言うか素養の無い私にはアリスの不思議の国そのものやなぁ~
      そっか、暗号ってセキュリティに関わる事ですね。
      数学的勘と言うか素養の無い私にはアリスの不思議の国そのものやなぁ~
      2012/07/07
  • (推薦者からのコメント)セキュリティの勉強を基礎からしたいと思い。

  • 本書は 2008年の著作。シーザー暗号やエニグマといった歴史上有名な暗号を軽く紹介したのちに、本題は現代の ITを支える暗号たちの概要。DES/トリプルDES/AES といった対称(共通鍵)暗号や、公開鍵暗号(RSA)、そしてそれらのハイブリッドである PGPや SSLといった技術の仕組みを学ぶことができます。そしてこれらを通じて「暗号とは何か」ということについて幾つかの視点から理解することができるような仕掛けになっています。結城さんの本を読むのはこれが3冊目くらいですが、いつも教え方のうまさに感心します。限られたページ数にバランス良く知識を配置し、それらから普遍的な抽象概念や原理原則を導く。特に本書では随所に置かれた「クイズ」が秀逸。まさに私の職場での輪講で先輩社員が繰り出すような質問で、ここで立ち止まって考えることによって理解が深まるようにできています。このような本をかなりのスピードで連発している結城さんには感心します。

    紙面の都合で各暗号についての詳しいことは省略されています。「AES(Rijndael)のsubbytes処理って何をやってるんだ?」など詳細の仕組みや、「なぜSHA-1は32bitx80という単位を選んだのか?」といったノウハウの部分を知りたい人は、別の文献に進んでください。また、暗号と言えば様々なドラマが付き物なので、そちらに興味のある人はサイモン・シンの「暗号解読」などがお勧めです(久しぶりに読みたくなった...)。

  • 暗号技術の数学的バックボーンまでほぼ全部網羅されている暗号技術の教科書。
    よかった、自分の知識がそれほど消えていなかった。

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著者プロフィール



「2023年 『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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