- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797350999
感想・レビュー・書評
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暗号技術についてわかりやすく、かつ体系的にまとまっている良書。
内容は比較的やさしめで、プログラミング(実装)的な内容はありません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1/30 8冊目。
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これなら挫折ぜずに暗号化の入り口を学ぶことができると思います。
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HeartbleedやCCS Injection,そしてつい先日のbash脆弱性など,暗号からはやや遠いものを含めても,今年はソフトウェアのセキュリティインシデントが目立つ年だと思う.
この本を手にとったきっかけは,そのような出来事の目立つ年だったからである.不測の事態に対して,まずは基礎的な「暗号技術」について学び直そうと思った次第だ.
読み進めるに連れて,断片化されていた大学の知識が,暗号の歴史や論理的必然性を伴って整理されていくのを感じた.
「何故,この時,このような秘匿の技術が必要なのか?」
「この技術によって何が保証され,そして何が不足しているのか?」
等といった疑問が順番に解説するストーリーのお陰で,名前だけの記憶だった技術にも理解が深まったと思う. -
某試験用に読了。曖昧な暗号知識がイメージで理解できてわかりやすい!
DH暗号あたりは自分でコード書いてみないとまだ頭に入らないかもだけど、概要理解にはメッチャ役に立った! -
暗号関連のセキュリティ技術について、古代を含め順序を追って説明されているので、理解しやすく読みやすかった。セキュリティ技術はあまり体系立てて語られないイメージなので、重宝すると思う。
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【ひとことポイント】
暗号を知る第一歩に
<情報学部3 年S>
企画コーナー「企画本棚2014-新しい本との出会い」は(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2014/6/24〜】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1619012 -
暗号解読をよくも悪くも膨らませたような内容 。説明が丁寧になったり喩えが出されていたりするお陰で多少分かりやすい。ただ、値段や記載内容を考えると、直接暗号解読を読んだ方がいいかなあと。結城さんの本の中では、個人的にはハズレな一冊。
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2014/02/17-2014/02/21
星4.3
結城浩さんによる現代の暗号理論及びその周辺の技術入門。結城さんらしい、流れの分かりやすい文章だった。
第1章では昔からの暗号の歴史について書いてあるが、この本のメインはそこではない。RSA暗号とその実用に関して使われている技術、AES暗号などの現在実用的な暗号技術の解説や、署名、SSL/TLSなどの周辺技術についての解説が主だ。詳しく知りたい場合の註についてもそれなりについている。
暗号の歴史について知りたいのであればサイモンシン先生の『暗号解読』の方が適しているだろう。 -
暗号技術まわりをざっくりとわかりやすく学べる。
数学と切っても切れない関係がある技術なので多少は数式が出てくるが、極力減らしてくれていて非常に読みやすい。
普通に読みものとしてもおもしろい。