アドラー 一歩踏み出す勇気 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797380439

感想・レビュー・書評

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  • しなくても良いとわかっていても周りと自分を比べてしまう。
    その結果、劣等感で落ち込んでしまう。そんな方に読んで欲しい1冊です。

    おすすめポイントランキング

    第3位「小説なのでサクサク読める」
    この本は、小説です。主人公の商社マン松田勇二が、会社から「自己成長トレーニング」のセミナーを受けるよう指示を受けることから物語がはじまります。
    このセミナーは全8回、7つのステップについて説明を受け、実生活で実践していく。その中で日々の変化を描写しています。
    内容はそんなに濃くないと思いますが、アドラーの成功哲学について知りたい初心者の方には、わかりやすい内容になっています。

    第2位「共同体感覚」
    私たちは共同体の中で生きています。小さな単位からだと、家族、ひらく、仙台市民、宮城県民、日本国民…一番大きな単位では、宇宙といった具合です。私たちはどれだけそのことを意識しながら生活していますか?
    おそらく、日常的に「共同体感覚」を意識している人は少ないと思います。
    この感覚があると、相手と自分は対等であることを認識して、相手を尊重し、相手へ貢献しようと思えるようになる、という考え方が、「共同体感覚」です。
    知らない場所でもすぐに友達を作れる人と、そうでない人は、この感覚に違いがあります。はじめて会った相手であっても、自分と同じ共同体の中の一人、そう思えば、今までより少し、話しかけやすくなるかもしれません。

    第1位「過去の自分から新しい自分に生まれ変わる過程」
    先にもお話しした通り、この物語の主人公は商社マンです。松田さんは、営業部でナンバー1の売上を目指し、一生懸命仕事に打ち込んできました。
    しかし、セミナーを受けている過程で、その目標が、自分が誰よりも常に1番でありたいがためだけの私欲であることに気づきます。それが会社のためになるなら別にいいんじゃないの?そう思う方もいると思います。確かに彼が売上を伸ばすことで会社の利益にはつながります。しかし、松田さんがどんな場面においても、「誰よりも常に1番、トップであること」は現実的に可能な話でしょうか。誰よりも注目されたい、優れていたい、という想いが、彼自身を苦しめていたのです。
    ではそこから、彼はどうしたのか、続きが気になる方は、ぜひ読んでみてください。

  • 物語形式でアドラー心理学を説く。
    『嫌われる勇気』の影響?
    コモンセンス、社会貢献という視座を得ることによって自らも助かるというのは“情けは人のためにあらず”ということであろうか。
    目的論の逸話でロバート・ワイアットが出てきたのは驚いた。At last I am free.

  • 「アドラー心理学」について綴った一冊。

    アドラー心理学に興味なくても勉強になった。

  • 初めて読んだアドラー関連本。

    もっと色々読んでみたい。

  • アドラー心理学の解説を小説形式にて。個人的には嫌われる勇気の方が響いた。

  • 取り扱っている内容もアドラー心理学、そして小説形式ということで、『嫌われる勇気』にぜったい影響を受けただろうと勘ぐってしまう作品。
    しかも、アドラーの考え方があんまり小説に反映されていないような気がして、ちょっと退屈してしまった。

著者プロフィール

ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学嘱託講師。心理学や哲学、美術、歴史、情報技術など幅広い分野で執筆する。
心理学系の著作に『図解 影響力の心理学』『図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』(Gakken)、『マズロー心理学入門』『人間性心理学入門』(アルテ)ほか多数。

「2023年 『図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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