トランプ新大統領誕生で世界はこうなる

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797389371

作品紹介・あらすじ

長谷川慶太郎氏と田原総一朗氏が2018年の世界を予測する。
アメリカ大統領選挙後の世界は果たしてどうなるのか。
EU問題から中国を中心としたアジア情勢のいまと未来、朝鮮半島の38度線問題、アベノミクスと安倍政治の行方、世界的な金融業界の消滅、ロシアの今後まで、波乱が予想される2018年を二人が占う。

感想・レビュー・書評

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  • 朝生の司会者・田原総一朗と国際エコノミスト・長谷川慶太郎による対談です。

    以下、日本の自動車産業について本文より。

    田原「ところで、話を前に戻しますが、さっきのAIの問題。この研究で日本は遅れていますよね。
    これはどうですか」
    長谷川「すぐに日本は追いつきます。この分野で研究が遅れたら、企業は潰れるという懸念が深刻にあって、日本の企業は研究に必死に取り組んでいます。今年より、来年、再来年にかけて研究開発投資は急速に増加します」
    田原「しかし企業はいいとして、日本の大学はみんな遅れています」
    長谷川「日本の大学はこのままの状態が続けば、AIの分野から放り出されてしまうでしょう。大学も大急ぎでこの分野に注力しなければなりません。東京周辺でどこが生き残るか私は慎重に見ています。急速に伸びようとしているのは、明治薬科大学です。それから、昭和大もいい」
    田原「ただ、下手をすると、人工知能の時代になってグーグル、アップル、アマゾンという外資企業に日本企業はやられてしまうのではないかと、言われています」
    長谷川「やられたらたまらないから、日本企業はみんな必死になって頑張っています。グーグル、アップルにしても、そういう力は持っているが、追いつくのはそんなに難しいことではありません。むしろ簡単です。背中が見えているのだから。日本の企業から見れば追いつくのは時間の問題だと思います」

    因みにトヨタはシリコンバレーに1500人、日産は1300人の研究員を擁しており、トヨタは研究所の規模を倍増予定のようです。
    AIの開発の為です。

  • レビュー省略

  • トランプ勝利を予測した著者。

    クリントンは
    オバマケアをやめられなかった。
    貧しい人向けではなく民間の保険に入れる人にメリットがあり平等ではない。
    上から目線に女性が反感。

    マスコミは
    保守的で今までのシステムをつぶされるのを恐れトランプを批判した。

    両者とも
    TPPで低い労働生産性の産業が危なくなるので両者とも反対した。農業では利益が出るが有権者のまとまりがなかった。

    EUがダメな理由
    ・ユーロ経済圏崩壊。
     ドイツは東ドイツの制度をつぶしリストラできた。
     他の国は国内の反対でデフレ体制に切り替えできていない。
    ・EUでは改革ができない。
     食品も規格がバラバラ。日本はJASで統一。
    ・リベラルで危機感がない。
    ヨーロッパは分散国家になる。

    中国
    ・外貨不足。
    ・AIIBは縮小する。
    ・アメリカの空母3隻が南シナ海に停泊した瞬間、習近平
    体制は崩壊する。海軍力の差は歴然。

    日本
    ・失われた20年の対策にて金融のデフレ体質へリストラを行った。
    ・NATOに参加する。G7で日本のみ参加していない。
     世界の秩序はNATOが担う。

    ロシア
    ・もう一度崩壊する。
    ・外貨決済ができないほど外貨がない。
    ・プーチンに頼るが、天然ガスと石油しかない。

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著者プロフィール

国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年に独立。1983年に出版した『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で、第3回石橋湛山賞を受賞した。

「2020年 『中国は民主化する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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