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- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798025186
作品紹介・あらすじ
「禁欲」と「勤勉」こそが資本主義の本質だった!改題「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」。資本主義の本質理解から現代を俯瞰できる!宗教社会学の基礎と射程範囲がよくわかる!ウェーバー史学の特徴と神髄がよくわかる!資本主義発生の心理的メカニズムがわかる。
感想・レビュー・書評
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社会学者マックス・ウェーバーの思想に関する要約書。近代資本主義を生み出したのは「欲望」ではなくキリスト教の「禁欲倫理」であったと説いているところが興味深い。日本はキリスト教国ではないが、近江商人の家訓は禁欲倫理に基づく労働観に通じるものを感じる。実は別の形で禁欲倫理が素地として形成されていたために、アジア諸国の中でいち早く資本主義社会に対応できたのかもしれない。
しかし、次第に資本主義精神が自己目的化するとともに宗教的意義を失い、人が造ったシステムの中に捕らわれる「末人」を生み出すとも予言。現代を見るとウェーバーの予言は的を得ているように思える。今後の世の中に対する指針はどこから出てくるのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学校の図書館で借りたんだけどこの本誰も借りてない感じだった。
新品。
以上。
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