- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798066943
作品紹介・あらすじ
本書は、アメリカ在住のジャーナリストである著者が、ハリウッド映画産業の真実の姿を暴露する政治・文化評論である。監修者の副島隆彦氏の映画評論本と同じく、著者は、ハリウッドの映画産業は、アメリカと世界を陰から支配する欧米特権階級の意向を体現する民衆洗脳装置に成り下がっている、と考える。これからこんな世界が訪れますよ、世界はだんだんこんなふうになりますよ、というメッセージを映画に忍び込ませて、民衆を洗脳しているという。本書では、その「洗脳」の実態を個々の映画作品をつぶさに見て実証していく。
本書の最大の特徴は、日本で公開前宣伝や前評判に触発されて見ている大多数の映画視聴者がほとんど気づくことのない裏事情をたくさん曝露していることである。それは、制作過程においてプロット、キャスティング等に働く「上からの圧力」、映画の1シーンに埋め込まれた一見無意味に見えるが、じつは恐ろしいメッセージ、俳優・女優たちを含めハリウッド産業で働く者たちが「裏切り者」にならぬようにどのように業界に取り込まれていくかという、その実態、などなど、まさに目からうろこの驚愕情報満載の1冊である。
感想・レビュー・書評
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ハリウッド映画のスパイものや戦争ものが持つ意味の表と裏、それが書かれていて興味深かったです。CIAやFBIが作品にどのような関わり方をしているのかが知ることができます。映画そのものを観ても、その裏にどんな意味合いがあるかなんて、こういった本を読まない限り知りようがないことばかりです。
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色々と興味深く読めた。
だが、かなりこじつけだなと思う記述も多く、これならハリウッド以外でも、全ての映画作品にカバールが関わってると言えてしまう気がする。