人は聞き方が9割

著者 :
  • すばる舎
3.56
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感想 : 285
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799110089

感想・レビュー・書評

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  • ■ Before(本の選定理由)
    ベストセラー(話し方が9割)の続編。
    聞き方が重要、というのは実感もあるし、割と実践していると思う。

    ■ 気づき
    マズローの第一欲求もそうだが、安心からすべてが始まる、安心感なくして他の欲求を満たすことはできない。これだけでこの本の価値がある。普遍的な価値なので理解はするが、ちょっと「これさえやればオールオーケー感」があって気持ち悪い。

    ■ Todo
    人は話を聞いて欲しいもの。それでなくても、人の話を聞くのは、楽しいじゃないか。幾つかのテクニックを自分のものにしよう。
    【嫌われない聞き方】
    ①否定しない
    「でも」「しかし」をいうことを減らす。
    ②押し付けない
    ③競わない
    マウントをとるなんてもってのほか。
    ④急かさない
    「結論は?」と急かさない。対処1:予め話を聞ける時間を示すことで話し手はその時間内に話を収めようとする。対処2:「こういうことを言いたいのかな?」とやんわりまとめて、提示してみる。
    ⑤答えを言わない
    答えは相談者のなかにある。「あなたはどうなったら嬉しい?」。「どうしたい?」(希望)よりも「嬉しい?」(感情)のほうが話し手は表現しやすい。
    ⑥さえぎらない
    ⑦ツッコまない
    厳しいツッコミは話し手の心を折る
    ⑧干渉しすぎない
    ⑨漏らさない
    秘密の話は墓場までもっていく

  • YouTube大学

    さんま、たもり、小堺は聞くプロ

  • 口下手なので、話し上手になるのは難しいと思い、それならば聞き上手になろうと考えて読みました。人はみんな自分の話を聞いてほしくて、聞いてもらうことで安心を感じる。話したがりが多いから、聞き上手は貴重な存在となれる。
    聞き方はスキルではなくマインドが重要。相手の話に好奇心を持ち、話の裏にある相手の感情を聞くことが大事である。
    時間は有限なので、全ての人の話に耳を傾ける必要はない。自分の大切な人の話を聞くことから始めると良い。
    人の話を聞くときに、好奇心を持って聞けていなかったと気づいた。もっとワクワクする気持ちで聞いてみようと思った。特に、相手がどういう気持ちでその話をしているのか、裏にある感情にも注意して聞いてみようと思った。

  • 出張中に読んだ
    話9のおさらいかな

  • 2024/4/13-4/16

    人の話を聞くことってそんなに難しいことじゃないと思っていたし、どっちかと言うと自分の得意分野だと思っていたから、正直この本から得られるものはないと思っていた。
    でも、表情柔らかく聞く(相手の表情に合わせて聞くペーシングの話も)とかは意識できていない点だったし、人は生まれつき話したがりという考え方を改めて文章で読むとなるほどな、と納得できた。

    自分と価値観が違う人の話も否定から入るのではなく、「そういう考え方もある・この人の個性」という意識で変な色眼鏡をかけずにフラットに話をできるような器の大きい人間になりたいと思った。

  • 自分が聞く時に出来ていない部分がわかったから改善していきたい。

    • 赤西仁さん
      ぼくは君の話の聞き方に救われていますよあなたは素敵な人だ
      ぼくは君の話の聞き方に救われていますよあなたは素敵な人だ
      2024/03/19
  • 【要約】
    [はじめに]から
     人は本来話したい生き物だ。ゆえに人は「話し上手な人」よりも「話させ上手な人」を求めているといえる。
     解決なんてしてもらわなくていい。気持ちを理解し寄り添ってほしいと思っているものだ。
     その意味で、コミュニケーションにおいては、話し方よりも聞き方こそが大切といえる。

    [1章 なぜ「聞く人」はうまくいくのか?]
    ◯「話を聞いてほしい」の意味は、多くの場合、話の内容を理解・把握してほしいという意味ではなく、話の奥にある気持ちを理解してほしいという意味である。
    ◎人の数ある感情の中で、人が特に強く求めている感情は、安心感である。
    ◯人は誰しも自分が一番大切である。自分を認めてほしいしわかってほしい。わかってくれる・共感してくれる人を好きになるものだ。だからこそ、話を聞いてくれる人に価値を感じる。
    ◯聞く力を向上させるメリットは、人の感情がよりよく読めること、相手を不快にさせるリスクが減ること、新たな気づきを得られること、沈黙を恐れずに済むこと、人に好かれやすいといったことだ。
    ◯話し手を萎縮させるのは、難しい表情やノーリアクション、正解以外認めないという空気感だ。
    ◯会話においてリアクションが相手に与える影響は大きい。笑顔でうなずき、肯定し、訂正や難しい表情をしないことで安心感を作れる。

    [2章 人に好かれる人の聞き方]
    ◎「魔法の傾聴」を身につければ、あなたは聞き手として無敵になれる。
    (表情)まずは笑顔、相手の感情に自分の表情を合わせる
    (うなずき)うなずきの大きさにメリハリ、相手が感情を込めたときは特に大きく
    (姿勢)相手に意識を向けるために体を向けて話す、スマホを置く位置に気をつける
    (笑い)共感を示すために笑うこと、一緒に笑うこと
    (感嘆し賞賛する)略して感賛

    [3章 嫌われない聞き方]
    ◯とはいえ、話しやすい状態を作るためには、まずは嫌われないことが先決だ。
    ◎嫌われない聞き方をするためには、否定しない、押しつけない、マウンティングしない、結論を焦らない、答えや解決策を先に言わない、遮らない、適度な距離感を保つ、秘密を守る

    [4章「また会いたい」と思われる人の聞き方]
    ◯話の聞き方は、スキルというより、敬意や好奇心のようなメンタルが重要になる。
    ◯内容よりも感情に耳を傾け共感を示すことで、相手は安心感を抱き、心を開いてくれるものだ。
    ◯オンライン会議では全員に自分の顔を見られる分、オフライン以上に聞く力が問われる。
    ◯SNSの普及で、誰もが発信できる時代になった。多くの人の表現欲求が高まった分、聞く人の重要性はより増した。
    ◯まずは自分の身近な人や大切な人の話から聞いていこう。
    ◯自分の話を聞いてくれる人が一人いるだけで救われる人が世の中にはいることを想像しよう。

    【感想】
     自分はこれまでの人生で、適切な言い方・伝え方を選べずに失敗してきたという自覚がある。
     ただ、この本に出会ったことで、自分はもしかすると、言い方・伝え方の選択以前のコミュニケーションの過程で、容易に取り返せない失点を重ねてきてしまっているのではないかという、背筋の寒さを感じた。
     仮にどれだけ口頭表現や表情の作り方をスキルとして向上させたとしても、相手を話しづらくさせてしまっているなら、それらのスキルが奏功することはない。
     やれることや、やりやすいことからでいい。スキルやテクニックと思わず、相手に敬意をもって接するための姿勢として、一つ一つ実践してみようと思う。

     SNS全盛時代だからこその聞く人の重要性、という著者の指摘に強く共感している。
     発信は溢れており、ことごとく「いいね」等をすることは難しいが、まずは身近なところから、だ。
     自分もこうして発信している。どんなふうに反応してもらえたら嬉しいか。
     そのことを想像しながら、良い聞き手でありたい。

  • 当たり前のことをを実践出来てなかったかなと、思えました。

    笑顔が大事

  • 『聞き方』についての解説本。なるほど~と納得して即実践できる方法論であり、これまで無意識に取り入れていたものも多いと思う。。
    ただ自分のように「ぶっちゃけ微塵も興味ない奴のために時間割きたくないし別に気持ち良く話してもらいたいなんて一切思わないしむしろ誰とも話したくないんだけど、仕事上聞かないといけないから嫌々聞くか~、あーでもかったりぃ~」と感じながら話している人間は、まずは仕事のやる気を出すための別の本を読んで実践するべきだと思った。
    今の自分にはこの本が最適ではなかった。仕事のやる気出した上て、この本で実践に取り組むべきかと。

  • サクサク読める文章でした。為になりました。面白かったです。
    「笑顔の先出し」
    「内容よりも感情を聴く」
    「オンラインは顔出し」

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著者プロフィール

株式会社人財育成JAPAN代表取締役、センチュリー出版オフィス 主幹。大分県中津市生まれ。2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。自身の経験をもとに、全国で多くの講演、セミナーを実施。現在は自身の執筆だけではなく、次世代著者育成スクール、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家である。
著作業では2021年、『人は話し方が9割』(すばる舎)がすべての書籍を含む日本年間ランキングで総合1位(日販調べ)、ビジネス書部門で2年連続1位(日販調べ)、トーハンのビジネス書年間ランキング(トーハン調べ)で1位に輝く。2022年2月、同書が単冊で100万部を突破。著書に、『人は聞き方が9割』(サンマーク出版)、『40代をあきらめて生きるな』(きずな出版)など多数あり、書籍累計発行部数は310万部を突破している。


「2022年 『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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