3.11後の世界の心の守り方

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 114
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799310366

作品紹介・あらすじ

私たちの苦痛は、本当に現実がもたらすものなのか?私たちが幸福だと思い込んできたものは、本当の幸福だったのか?『超訳ブッダの言葉』『考えない練習』の著者が、誤解を恐れず、あえて語る。

感想・レビュー・書評

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  • 人の大切なものが書かれている
    現代の闇を仏教から解いていく

  • マスコミに利用されそうな自分の中の「偽善」を客観的に観察できるかも知れません。そこに気づきがあります。

  • 震災の被害にあった人が不幸で、東京の人が幸せとは言い切れない、そんな部分が心に残りました。
    確かに、被害にあった人たちは未来への希望に満ちている人が多いかもしれない…。

    実際小池さんは寄付したのかな~とか、小池さんは選挙とか行くのかなぁ~なんてところが気になりました(^^;

  • 共感する部分もたくさんあるけど、違和感を感じる部分も少なからずあった。

  • (2012/4/21読了)

  • 第二の矢に対する対応を考えること。
    現実(起きてしまったこと)と非現実(私たちの脳内反応)を分けるという考え方。これこそがいまもっとも必要とされることではないだろうか。

  • 3.11の震災は私たちに甚大な被害をもたらしました。同時に,人間としての「あり方」をつきつけました。今までの日常には「他人事」はそれほど大きな割合を占めてなかった人まで,見ず知らずの人を思い,亡くなった人を思う気持ちが生まれました。そして温かい気持ちは瞬く間に全世界に拡がっていきました。また追い求めていた幻想が崩れ去り,これまでの価値感とちがうものが私たちの心に生まれました。これを機に,「どうあるべきか」,「どう生きるべきか」を一緒にお子さまと一緒に考えましょう。新しい幸福感を確認しましょう。それを見失わず生きていくことが,これからの時代に生きる人の使命だと私は思います。

  • 欲しいものを手に入れ、飽きてまた新しい刺激を求めて更に新しい欲しいものを手に入れる事の繰り返しで「幸福なんだ」と感じてきたわたしたち。そのように「幸福だ」と思いこんできたものは実は「幸福」でも何でもなくて「刺激によって受ける快感」であるという。本当の「幸福」とは外側にあるものではなく内側に誰でも既に持っている、「心が安らいでいられること」だと再認識させてくれる。震災以降、本当に大切なものは何か・・それに気づいている人々は多い。でも具体的にどうすればいいのか・・本書にはヒントやアドバイスがつまっている。人間である以上は煩悩から逃れられないもの。しかしながらそんな自分の中の感情や行動を常に客観視し自己を振り返る習慣をつけることはできるかもしれない。とてもわかりやすく読みやすい一冊。

  • 「自然への志向性や昔ながらの生活の良い部分を学び直す志向性がいままでよりごく自然にこの国に根づくのではないか」という一文で全くそうだと思った。

    情報という刺激や快楽を追求し過ぎても満たされないというくだりでも自分の感じていたこととリンクしている。

    家でPC、外でスマートフォン(携帯電話)やタブレットPCを持ちあるいてネット三昧じゃバーチャルに偏り過ぎてリアルを感じられないじゃないかと危惧していたからだ。

    自分もTVこそ観る機会が減ったが、映画にネットサーフィンとかなりバーチャルに生きている。

    来年はよりリアルに生きていきたいと思う。

  • 文字も大きくてなんだか道徳の教科書を読んでいるみたいだった。
    なるほどなぁと思うところが多く、自分で自分を苦しめている事を気付かせてくれた1冊。
    日々の生活での『麻薬抜き』をして心の安定感を取り戻したいなぁ。

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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