ライフトラベラー 人生の旅人 (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 1100
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799313657

作品紹介・あらすじ

小さな旅の中に、人生の旅のすべてが詰まっている。あなたの人生を変える、約束された出会いが待っている。

感想・レビュー・書評

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  • ぼくらの可能性は、ぼくらの想像をはるかに超えたところにあるんだよ。
    それを、自分が手に入れられると想像できる範囲でしか行動しなければ、その可能性を開花させる人生なんて送れるわけないじゃないか!


    喜多川先生の講演会で同じ話を聞いたこと、思い出しました。

    その場の損得で物事を考えずに、何にでも興味を持ってやってみる。
    やってみないと分からないことはたくさんあり、またその経験はいつか思いもよらない場所で生きてくることもある。

    旅行好きの私にぴったりの本でした。
    起こることはすべて楽しまないとですね。


    I like to go abroad because I can experience other countries' cultures and see how the world is.
    However, I realize that I like Japan every time.

  • 0から1を生み出せる人になる。
    損得ではなくて、経験で判断する。
    自分は必要なものは持っているという感覚、無いものよりもあるものに目を向ける。

    前向きな気持ちになる物語でした。

  • 旅に必要なものが何かというお話。
    実際に今ヨーロッパ周遊の旅をしている私にとって、起きたことを楽しむという言葉はまさにその通りだなと感じました。最初空港に着いたらスーツケースは破損しているし、ホテルのルームキーは無くすし、持っていた折りたたみ傘を無くしたりといったトラブルに見舞われたりしましたが、それすらもおもろいネタができて最高な旅だなと感じています。
    またこれも一緒に回っている友人が不機嫌になりにくい性格だったりしてそのような人と回っているからこそまだ喧嘩など起きず楽しい旅ができ、また一緒に回っているツアーの人と新しく喋れて0から1になる経験が出来ていることこそが旅の醍醐味なんだと思いました。

  • 最近の自分は損得で考えたり、これは意味がないと力が入らなかったりと、勿体無い人生を送っているなと感じた。損得考えずに何にでも挑戦しているときの自分は大変だけど、生き生きしていて楽しかったなと思う。
    p49.「ほんとうは、<経験>だけが<真の財産>だって知っているからね」
    本を読むことやいろんな人と話すこと、多くの場所に足を運ぶこと等、経験したことでしかわからないことがたくさんある。今までの経験は、私だけの財産なんだなあと思った。
    <やらなきゃいけないこと>は<やりたいこと>があるから出てくるものなのだとわかり、今の自分に重なった。やりたいことのためにやるべきことがたくさんある、やらなきゃいけないことをマイナスに捉えていたけれど、やりたいことのためだと気づいたら頑張れそう。
    p73.「ぼくたちの可能性を引き出してくれるのも出会い。僕たちに幸せを運んでくれるのも、新たな学びを与えてくれるのも、すべて出会い。」
    思い返すといろんな人との出会いによって、私自身の可能性を感じることができていた。自分だけでは見つけられないことがたくさんあったから、人との出会いはこれからも大切にしていきたいと思った。
    Give&Take Take&Takeにならないようにせねば!

  • 美しい写真とともに綴られた物語は明るく前向きで、疲れた休日の読書にぴったりの1冊です。
    ちょうど旅行したいなあと思っていたところだったので、導入部分から引き込まれて。
    確かに今までの旅行を振り返っても、ハプニングがあった方が印象深く覚えているし、案外貴重な経験をして得るものが大きい。

    インドへ旅したときは財布を盗まれて散々だったけど、インドの警察に行くなんて普通に旅行をしてたら経験しないだろうし、海外保険で結局お金はほとんど戻ってきた。
    格安ホテルに泊まっていたから、夏とはいえ毎日シャワーは水で大変だったけど、帰国後はお湯がいくらでも出るということがこんなにもありがたいものだなんてとしばらく感動し通しでした。

    万全に準備した旅よりも、必要最低限は用意してあとは現地で準備しようという旅の方が余白がある分おもしろいし、全て整えられた旅は自由が少ないはず。
    この本を読む前と後では旅との向き合い方が随分変わってくるので、旅好きな人への贈り物にもいいかもしれない。

    さて、旅の話から入ったけれど、人生もある意味旅と言える。
    その旅の中でどんなものを与えて、どんなものを得ていくのか。
    自由に生きるとはどういうことか、目の前のことに全力を尽くすことの意味、損得ではない生き方、など読み返したくなるエピソードがたくさんありました。
    頭が煮詰まってきたらこの本を取るといいかもしれない。

    きっとあっという間に過ぎてしまう人生という旅を、大切に丁寧に生きるためのヒントが詰まっていました。
    軽めで読みやすいので旅のおともにもいいかもしれないですね。

  • 【人生という旅の目的地はどこにあるのか?】
    旅ということをテーマにした一冊ではあるが、旅行の途中ではなくその準備時間のなかで繰り広げられる、旅に対する価値観や考え方を元にした人生論に近いものに触れることができる一冊。人生という旅の目的地はどこにあるか?その目的地への道のりは自動車で移動し、下道のように整備されてなく困難ばかりの道を選ぶのか、高級車で高速道路のような安定した道ばかりを選ぶのか、徒歩で携帯もナビもなく道ゆく人に行き先を聞きながら歩いて旅をするのか、どれも正解はないと思うがあなたはどんな目的地に着くまでにどんな旅(人生)にしたいか?ということを常に説いている一冊。是非、大学受験を控える高校生や就活前の大学生に読んでほしい一冊。

  • 主人公の知哉と夏輝の対話形式で進んでいく物語。
    物語というより…説法?自己啓発?って感じ。
    いつも以上に物語感がない笑
    いい意味で笑

    人生は、0を1に、さらに1を2,3に変えていく旅。この表現は、スゴくわかりやすく気に入った。
    知らなかったことを知る。できなかったことができるようになる。そんな事。

    できるだけ準備しないで、飛び込んでいく。不自由が自由を生む。手ぶらに近い方がトラブルや困ったことが起こる。結果、新しい出会いが待っている。

    想いが同じだと奇跡が起こる。

    あげられるものを用意する。

    起こること全てを楽しむと決めて旅に出る。

    104ページから107ページに伝えたいこと全てが出てる^_^

    とても短いので、1時間かからずに読める。

  • 経験は何よりも価値がある
    仕事はお金をもらうことが全てではない、経験ももらっているのである。

    海外に旅をする時、これまでは全て用意して旅をしていた、でも0で行くことによって1にするそんな経験をすることができる、新しい場所で位置を作り出すことができる経験を大切にしたい、損得で考えてしまうことがよくある無意識のうちに利益を求めてしまうでも、経験や楽しさで判断する方が面白い
    旅先で起こる0をできるだけ1にするそんな旅をしたい 普通の人が持っていくであろうものを置いていきたい

    人生で起こることには全て意味がある
    自分の想像を遥かに超えたところに行きたいのに想像している通りに歩んでいては超えることはできないやりたいこと(目の前のことに)本気で取り組む

    やらなきゃいけないことを増やすのではなくやりたいことを増やす、どうせやるならトコトンやってやる

    旅に出るとそれまで日常だったものに感謝することができる、目の前にある当たり前が当たり前ではなくなるのだから、これは私がフィリピンに行った経験からもわかる、フィリピンはその日暮らすことがやっとの世界、治安も悪いし、それを見てから日本に戻ってくると日々ご飯を食べれていること安全でいられること、多くのことを学んだ

  • Kindle Unlimitedにて読了。1時間もかけずにサラッと。

    旅に出る前の心構え、と言えばあまりに単純だが
    大きな捉え方をすれば、人生の歩み方、と言う方がしっくりくる印象。

    海外へ一人旅に出るときにいくつか思ったことが書いてあり、少し懐かしさもあり。

    内容全般、若いときに読んだらグッと刺さったのかもしれない。出会うタイミングがオバサンになってからというのが少し残念(笑)

    大人になると自然と気がつくこと・分かること・
    見えてくることが、いくつか書いてある。
    自分自身への問いかけ本としてはアリなのかも。

  • 人生を有意義に生きられる解釈、いや真実について、二つの旅を絡めて描かれています。小径で握手した人と、これからどんどん出会う気がしてきました。サクッと読めて深く心に残る作品です。お薦めします!!

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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