頭がよくなる逆説の思考術 (白取春彦の思考術)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799314449

感想・レビュー・書評

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  • 良書、また読み返そう!

    ・最後までやり通すことだけが経験になる
    ・才能とは何事かを為すこと
    ・プロフェッショナルとは、自分で必要を見出す。…最後に皆に向かって「ありがとう」という
    ・真剣にかかわって初めて意味が見つかる
    ・自分の頑固さが多くの人を撥ねつけていると疑う
    ・無音の環境もしくは自然の音の中がもっとも自分の時間が豊かになる
    ・小事と大事を区別する
    ・問題に対処するとは人に要するに人に対処することだ

  • 著者は青森県出身。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。既成概念に捉われない、哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある。

    著書に「超訳 ニーチェの言葉」「頭がよくなる思考術」等多数。

    著者自身、若くて悩んでいたとき、こういう書物を手にしたかった。そうすれば、これだけの多くの本を読み、呻吟し、試行錯誤と失敗を繰り返さなくてすんだろう。だから、本書を著者はあの過去の日の著者自身に捧げる。

    読後には、冷たい清潔な水で洗われた感覚を覚えるとともに、自分のこれまでの考え方や価値観が遠のき、新調した眼鏡をかけたかのように、ものがくっきりと見えてくるように感じるだろう。

    そんな本書の構成は以下の4章から成る。
    ①人生を破壊する方法
    ②方法論を求めるな
    ③小事と大事を区別せよ
    ④安心など死ぬまでできない

    読む人にとっては押しつけがましささえ覚えてしまいそうな一冊。しかし、私にとってはとっつきにくいが言ってることはすごく正しくついていきたくなる先生との出会いのような一冊。

    読みやすく軽快な文章で書かれているものの、どこか概念的なことも多くとっつきにくいような昔から良書とされてきたような古典的な香りがぷんぷん漂う。

    すべての物事に対していい加減な答えではなく、短い言葉の中にもずっしりと胸に響くような答えが押し込まれており、短い一節一節に読み応えを感じる。

    冒頭にあるように時間を忘れて静かな空間でじっくり読みたい本書。寝る前の静かな寝室で読むとその世界観に吸い込まれていくようであった。

  • 自分の嫌いな分野の本も読んでみる
    後悔するのは自分の認識が変わったから
    悩みは当然持つもの

  • 思考術と言うより、哲学的な要素が強く感じた。
    生きていく上で必要な気持ちの持ち方
    ストレスの多い現代に、欠かせないスキルだと思うし、読んで気持ちが楽になった

  • 勉強や本を読んでいる人というのは、わざわざそういう時間を作らない。何故なら、呼吸をするが如く、するしないの選択を無視して既に行動しているからである。

  • そこにある事実をどう見るのか。
    コップに半分まで入った水を、もう半分と捉えるかまだ半分と捉える考え方と同意。
    どちらにしても、半分という事実は目の前にあって変わらない。
    要は物事は多面的に捉えないと本質は見えてこない。いや、事実は存在して本質をどう見抜くかかな。
    今回は捉えるというニュアンスよりも多面的に思考すると言った方がしっくりくる。
    結構難しい単語もあって調べながら読む僕にとってはなかなか薄い本の割には時間が掛かった。
    この時間というのは人間の外側にあって淡々と流れているものではなく自分の中にあって、何かを知覚したり認識したりする時に使う道具の一個だと哲学者カントは述べている。
    要は自分が物事にどう関わるかで時間は変わるということだ。
    そう考えると時間の概念から解放されるよね。
    前作も含め何度か読み直さないとな。
    あかん、頭がボンって言うた。
    寝よ。

  • なんだか最近こういう本を手にとる傾向があります。
    そして、読んでなんとなくわかった気になってみたり。

    印象的だったのは、
    ある一つの選択はその一つ以外を棄てるということ。
    その選んだ事柄をたいせつにし、何があっても悔やんだりしないこと。
    という節。

  • 先に読んだ『頭がよくなる思考術』にずいぶんと多く、ハッとすることが書かれていたので、書店で並べて置かれていたこの続編も、読んでみることにしました。
    タイトルに”逆説の”とあるように、「頭がよくなる」にはマイナスとなることを取り上げています。
    ・人生を破壊する(快楽を求める)
    ・方法論を求める
    ・大事を忘れ小事にこだわる
    ・安心を求める
    特に印象に残ったのは、「自分自身でやり通したことだけが、経験となる」という事が、繰り返し書かれていた点。
    目の前の出来事にただ反応するだけでなく、経験を重ねて、考えて行動しなければいけないなと、改めて反省しました。
    その他にも、「ファッションは礼儀だ」「贅沢は尊敬の表れ」などなど、「なるほど」と膝を打つ言葉が随所にあり、前作に劣らず参考になる内容でした。
    人生に行き詰まりを感じた時に、本棚にこの本があるとホッとする・・・ そんな一冊だなあと、感じました。

  • 頭よくなり身体が軽く仕事が出来るかな??
    「行き詰りを打開するには」=「体を使うのが手っ取り早い」

  • あまり考えない考え方を学べる本。
    後半に響く言葉がいくつかあったのでそれだけでよし。
    何回か読み直したくなる。

著者プロフィール

白取春彦(しらとり・はるひこ)

青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明快さに定評がある。
主な著書に、ミリオンセラーとなった 『超訳 ニーチェの言葉』のほか、『頭がよくなる思考術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『行動瞑想 「窮屈な毎日」から自由になるヒント』(三笠書房) など多数。

「2023年 『超要約 哲学書100冊から世界が見える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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