飛び出す人だけが成功する時代 GO OUT (ゴーアウト)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.53
  • (5)
  • (12)
  • (9)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 169
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799329313

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 過去の習慣やしがらみ、効率化することに抵抗するのが日本人の特徴であり、それは学校教育から叩き込まれているので多くの人は失敗を恐れる傾向にあること、が改めて認識できた。

    アメリカは続々と世界をリードするような企業が出てくるのに、日本はいつまでも大企業が変わらないというような状況は、教育や文化からそもそも違うだなと感じた。

    そういったことを認識した上で、自分の快適なゾーン(コンフォートゾーン)から抜け出して、様々なことにチャレンジしていく姿勢というのは忘れずにいたいと思った!
    共感できるところは数多くあったのですが、著者の自慢⁇と感じるところも多かったので星3つです!

  • DIE WITH ZERO の二番煎じを狙いましたと言わんばかりの、とっても既視感のある装丁w

    内容はと言えば、面白い部分はあった。

    人類は元々移動していた。日本人はその最たるもの。大陸から遥々移動してきた。
    移動しよう、外に出よう、人に会おう。と筆者は説く。
    要はT型人材になろう、という話。

    でも、なんだろうね。全体的にうっすらと漂う、筆者の鼻持ちならない感じ…w
    この人は慶應卒。美容医療で開業している。
    筆者曰く「若い頃の自分は何者でもありませんでした。ただの留学帰りの大学生でした」とのこと。
    はぁ、そうですか…という感じ。世の中には留学すら高嶺の花、という人もたくさんいるのに。。

  • 【オタクの時代ではないか】
    著者はいわゆる既成の枠を飛び出す存在が生き残る時代(過去では明治維新のような)と考えているようですが、個々が独自性を発揮する時代ではないでしょうか。

    既成の枠内でも何か人と異なる特長がある、あるいはその分野を追求しようとしている人だけが、成功する時代だと感じます。

    その分野がどれだけ小さな市場でも生きていけるのです。

    さらにその分野は本当にやりたいことのはずです。

  • ■概要
    従来の組織のレールに乗っかって出世することが成功だった時代から、組織にとらわれず自分で考え行動した人が成功するということを書いた本。
    組織で得られる自分の専門性だけを極めたI型人間に対して、専門性を軸としてそれからはみ出した領域に対して学び、活動することでT型人間になることを勧めている。
    現在の日本では企業の中で何でもやるジェネラリストが多く、かつ努力も少ないため小さなT型の人が多いが、それだと何者にもなれない。それに対し、強いT型人間になるHowtoを著者の経験に基づき書かれている。

    ■感想
    内容自体はよくある本であり、最近の社会の潮流に沿っているためあまりこの手の内容を知らない人には参考になると思う。
    但し内容自体は参考になる点はあるものの、ターゲットとなる読者層(サラリーマン等)からすると筆者の自己語り、自慢の要素が多く感じるため素直に受け入れにくい人もいそうと感じた。抽象化し、自分の立場で考えることができると役に立つと思う。

    ■参考になった点
    筆者は自分の目標を以下の通り分類して、それを人に宣言しているところが参考になった点。

    分解内容
    ・100%近く成功できるもの(送りバントと表現)・・・日常の仕事の目標、失敗ができないため堅実に、T型の縦棒を伸ばす
    ・50%程度の成功率のもの(ヒットと表現)・・・T型の横を広げていく活動、失敗確率もあるが努力で成功できるもの
    ・成功確率が0に近いもの(ホームランと表現)・・・うまくいくと大きいが失敗して当たり前のチャレンジ。

    これらをバランスよく目標とすることで、安定的な成長とチャレンジを同時にすることができる。

    また、それらを宣言することで応援してくれる人も出てきて成功率があがり、新たな視野も得られる。

  • 型があるから型破り
    型が無ければ型なし
    →まずは専門を極める

    ブルーライトを浴びると目が良くなる
    →外に出よ

  • 長い人生の中で、やりたいこと・好きなことができる確率を上げるために、ゴーアウト(慣れ親しんだ世界から外に向かって出ていくこと)し、T型人材になることを推奨する本。

    自分の認知の範囲を越えて、広げていくのが「探索」、探し当てたもののうち、深堀りするのを「深化」。
    ある程度深化して、I型になってから、横に広げてT型、あるいはπ型人材を目指していく。

    自分のT型人材の現在の立ち位置を理解し、インプットとアウトプットを続けたい。

  • 外に出ることは血流が良くなり身体的によく、うつ病や認知症のリスクが低くなる
    会いたいと思った人に会いに行く。断られることが怖くなり、コンフォートゾーンにいがちだが、挑戦することで世界が広がる
    今まで経験したことがないことをする
    長編のフィクション1冊を読みながら、ノンフィクションを10冊読む。ノンフィクションは1冊を読み切るまで次に行かない。

    T型人材 縦軸の深堀り(私でいうと営業・駐車場)と、一部関連していること(観光等)、全く関係ないこと(健康芸術など)を幅広く習得する
    何かをするとき、それが自分にとってどのように結びつくかを意識する

  • 2024年1月読破

    ざっくり言うと、チャレンジし続け無いと生き残れない、成功しないよみたいな話。

    その通りだと思う内容はあった。
    自分的に好きな考えは、やりたい事リスト(目標)にも、バント級、ヒット級、ホームラン級のように、レベル感があるというもの。

    高すぎる目標(ホームラン級)は振り返った際に完了数が減るので書かないよう敬遠してたが、
    このレベル感も意識してホームラン級の目標もいつかは達成できたらなと考えようと思えました。

    少し飛躍しすぎな内容も一部あるようにも感じましたが、本の構成は分かりやすくすぐに読み終えました。

    著者が自身がこの本の通り、興味のある分野に対して考えを貫いている事が伝わり、
    自分はこの著者の事が好きになりました。
    こういう人になりたいし、会ってお話ししてみたいなと思いました。



  • コーチング的な発想がたぶんに含まれている内容。要は自分なりの専門性を持つことだけが重要なのだが、その専門性に依存したコンフォートゾーンに居続けるのではなく、他へ行き(GO OUT)別の視点でも専門性を深めていくことも大切だと語っている。このことを「深化」と定義し、他へ視野を拡げるGO OUTのことを「探索」と定義している。
    深化と探索を続けて唯一無二な人間になることで100年時代を生きていくほうが良いとしている。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

慶應義塾大学医学部眼科学教授

「2019年 『診療で役立つ! 近視進行予防のサイエンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坪田一男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×