- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799901106
感想・レビュー・書評
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ある日、たぬきが家に帰るとこぐまからのプレゼントが届いていました。それはみどり色のマフラー。けれど、たぬきはマフラーを見たことがないのでこれがマフラーだと分かりません。試行錯誤の結果、マフラーは「のはら」ではないか、ということになるのですが...。ちょっと早い春が来た?物語。おとぼけたぬきにも春に温まるどうぶつ達にも癒されます。「のはらでまたね」と別れた後、春が待ち遠しく感じます。裏表紙の皆がお揃いのみどり色のマフラーをしているのが可愛いです。
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たぬきが冬眠に入ったコグマから緑色のマフラーをもらった。
たぬきはマフラーというものを知らなかったので使い方も知らなかった。
でも、体に巻きつけると暖かいので、そうやって使うものだと思い、みんなに自慢しようと外に出る。
小鳥と出会い、小鳥は緑色だから春の野原だと言う。
確かに地面に置くとそこだけ春が来たみたいだ。
乗っかってもぽかぽかと暖かい。
コグマは春の野原をくれたのだとたぬきは喜ぶ。
そうしているうちに噂を聞きつけた動物たとがやって来て春の野原の上に乗ろうとする。
もう春がやってきたと勘違いして起きてきたのは冬眠に入ったばかりのコグマ。
そこで、コグマは野原ではなく、首に巻いてつかうマフラーだと説明して冬眠に戻る。
のはらでまたね、とみんなで言い合って、それぞれ冬の準備に戻るのだった。
使い方を知らないたぬきはあったかいので春の野原だと思う…。
ファンタジック。
合言葉のような「のはらでまたね」という言葉も素敵。