珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 9607
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800200723

感想・レビュー・書評

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  • コーヒーに詳しくない私でも

    すごく 楽しめました。

    最後に ええ そうなのと 

    意外な 展開に 最後まで

    楽しめました。

    残念なのは 

    京都の 地理が わからなかったので

    面白さが 半減してしまったことです。

    シリーズ化しているので

    その後も 読んでみたいと思います。

  •  コーヒーが飲みたくなる、ミステリー小説でした。探偵は、キリマンジャロをもじったのか、切間美星。バリスタです。スケベなおじさんと珈琲店を経営しています。そこに、客としてやってきた僕が、この物語の主人公。短編形式で、色んな事件をクリアーしていきます。
     バリスタの推理力は、金田一か、もしくは、ポアロかというほどの頭脳。難題をいとも簡単に解決していきます。気がつくと、この珈琲店の住人のようになっていて、彼らの巻き込まれる事件に夢中になっていました。面白かったです。

    http://kafuka.doorblog.jp/archives/17716050.html

  • 私を『日常の謎』系のミステリーにハマらせた、岡崎琢磨先生の傑作です。

    殺人事件のような殺伐としたことは一切起きませんがちゃんとどんでん返しを味わえます。
    登場人物が少ないので覚えやすく、またそれぞれ魅力的なのがいいですね。
    最後は思わず泣いてしまいました。

    これからミステリー小説を読み始めたいと言う人にまず読んでほしい作品です!!
    ミステリー入門と言えばやはり「十角館の殺人」がよく挙げられると思いますが初心者にはやや長く、登場人物もそこそこいるのでこちらの方が個人的にはオススメです!

  • カバーイラストのふわっとした可愛い雰囲気が好きです。こんな喫茶店があったら通いたい。
    半分ジャケ買いです。
    内容はカバーイラストとは裏腹に、かなり考え込まれて作られた文章と、ミステリ、キャラクターもパンチが効いております。
    主人公すらも読者を裏切るようなラストには驚きです。
    バリスタの推理でなるほど。と思うが、どこにそんな布石があったか!?と何回もページを遡りました。 それを踏まえていまから再読します。
    ぜひ、コーヒーをお供にオススメです。

  • 謎やトリックはちょっとした言葉の違いや受け取り方の違いなど、単純なのに「うわっ、そーいうことか!」と驚くことばかり。出てくるキャラクターも個性豊かで、とても愛らしくなる。次作もアオヤマと切間美星がどうなるのか…気になります。

  • あくまでフィクションですよ、と言い聞かせるかのような登場人物の名称やセリフの言い回し。だがそのセリフや主人公の一人称ナレーションのテンポが抜群に良い。文章に淀みがなく、読んでいて気持ちがいい。だからってサラサラ読んでいるとすぐ騙される。さて、続きはどうだろう。楽しみだ。

  • 珈琲に縁のあるネーミングが面白い。言葉遊びが巧いね(^O^)珈琲あんまり詳しくないから蘊蓄も勉強になりました(笑)キャラ設定が非常にユニークで飽きさせないなぁ。短編みたいな作りで進んでいくから読みやすい。珈琲が美味しく飲める一冊。続編希望(笑)

  •  表紙がアニメティックな話題のミステリー小説『珈琲店タレーランの事件簿』

    面白そうという感が当たったかと思われたが、

    読み進める内に、

    予想が外れたぁぁぁぁ

    めちゃくちゃ面白くて良作だぁぁぁ~

    予想していた数百倍素敵な作品で作者さんだぁぁぁ!

    と、

    いきつけの喫茶店で一人感極まっていました。

    超・ギザおすすめです♪

  • 非常に面白い推理物?
    京都の三条から御池、出町柳から白川通りなど
    身近にあった光景なので、風景なども想像しながら
    楽しめました。
    「タレーラン」のバリスタの心情表現はなかなか
    秀逸かつ後半の展開はこれまでに読んだ推理物
    とは趣向の違った展開で読んでいて楽しかった。

    ちなみに、作中にでてくる
    世界三大<幻>のコーヒーの一つ
    インドネシアのKOPI LUWAK(コピ ルアク)を飲みながら(^ ^)

  • とても心地良いミステリーです。

    「叙述トリック」もあるなということは途中から感づきましたが、最後の落ちまでそうくるとは……!!という感じです。この「やられた!」感が非常に心地良い。

    従来の京都を舞台にしたミステリーは、どうしても一種の観光案内の要素をふくんでいるものが多かったように思います。ですが、これはまったくそんな要素はないように思います。それもまた、京都人としては非常に心地よく読めました。普段着の京都、って感じがして、親しみがもてます。

著者プロフィール

1986年福岡生まれ。京都大学法学部卒。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年同作で第1回京都本大賞受賞、累計250万部を超える人気シリーズに。この他の著書に『夏を取り戻す』、『貴方のために綴る18の物語』、『Butterfly World 最後の六日間』など多数。

「2022年 『下北沢インディーズ ライブハウスの名探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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