サイレント・ヴォイス 〜行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2012年11月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800203281
感想・レビュー・書評
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心理学を使って、取り調べ室で女刑事が、鮮やかにばったばったと解決させていく話。読んでいてすっきりします。実際にいたらなかなか友人としても難しいです。
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エンマ様がサバサバしていてとにかくカッコイイと思いました。西野との掛け合いが面白かったです。
心理学に興味があったので楽しく読めました。 -
よくある、警察物+女性ヒロイン物ですが、ちょっと変ってて面白かった。
代表では、誉田さんの「ストロベリーナイト」シリーズの姫川玲子。
http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4334744710
ほかに、
深町さんの「アウトバーン」シリーズの八神瑛子。
http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4344417062
吉川さんの「女性秘匿捜査官」シリーズの原麻希。
http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4800205794
なんかがありますが、「行動心理捜査官」と言うのは新鮮でした。行動心理学から、犯罪者の嘘を見破っていきます。
なので、物語のシーンのメインは取調室。
ですが、単調にならないように工夫されていて、面白かった。
小説を読んで、行動心理が分かります。
リアルな部分で、ちょっと怖いです。 -
行動心理学を用いて取り調べを行う楯岡。
様々な相手に対して、心理的な行動から罪を暴いていく。
その背景には過去の哀しい事件を解決したいという楯岡の想いがあった。
シリーズ第一弾。
2015.6.13 -
軽く読める刑事モノ
内容は薄い感はあるけど、行動心理学のうんちくは面白い。
女上司に振り回される部下との掛け合いも良かった。
過去の事件がスッキリしなかったので、続編希望。 -
後半につれてどんどん面白くなった。続編希望!
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取り調べ室の行動心理捜査が面白い。
“大脳辺縁系”との対話、“なだめ行動”などは興味深い。
楯岡-西野のコンビあってこそのstory。 -
「行動心理捜査官」というサブタイトルに惹かれて購入。
おもしろい。
自称28歳の捜査官の取り調べシーンを中心に構成。
かためのタイトルから想像していた主人公のイメージを見事に裏切ってくれる案外お茶目な女性捜査官でした。
が、その取り調べはなかなか手厳しい。
本当に「大脳辺縁系ちゃん」は、うそをつけないのだろうか??? -
面白そうなタイトルに惹かれての衝動買い。当たりだ。五話から成る連作短編集。自称28歳の美貌の行動心理捜査官、楯岡絵麻が行動心理学を駆使して、嘘を暴き、事件を解決する。
第一話『Yesか脳か』。ふざけたタイトルだと思ったが、まるで江戸川乱歩の傑作『心理試験』のような面白さにぶっ飛んだ。嘘を見抜くエンマ様か!
第二話『近くて遠いディスタンス』。なるほど。男と女の違いか。そう来ましたか。
第三話『私は何でも知っている』。嘘を見抜くエンマ様対女占い師の対決。
第四話『名優は誰だ』。エンマ様対女優!しかも、美魔女!
第五話『綺麗な薔薇は棘だらけ』。いよいよ最終話。楯岡絵麻、最大にして最悪の事件。そして15年前の事件。絶対、続編が執筆されるに違いない。楽しみだ。
どの物語も取調室が舞台で、楯岡絵麻の取調技術に頼る所が大きいのだが、相手は一癖も二癖もある容疑者、飽きさせない仕掛けが見事。江戸川乱歩の『心理試験』、アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』のような味わいのある作品。大好物。 -
行動心理捜査官ってフレーズに惹かれて購入。
内容は短編で読みやすかったです!
心理学っていざ勉強するとなると複雑で難しいけど、小説だから楽しみながら知識もつけられてよかったです!