魔法少女育成計画 restart (後) (このライトノベルがすごい! 文庫)
- 宝島社 (2012年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800205254
作品紹介・あらすじ
ひたすらに激化していく、囚われの魔法少女たちによる生き残りゲーム。残酷かつ一方的なルールの下で、少女たちは迷い、戦い、一人また一人と命を落としていく。警戒すべきは姿の見えぬ「マスター」か、それとも背後の仲間たちか。強力無比な魔法が互いに向けられる時、また一人新たな犠牲者が生まれる-。話題のマジカルサスペンスバトル、第二幕の完結編。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
遠藤浅蜊氏は推理小説も書けるんだ!と思っただけでなく、氏の書き方はそこいらの小説に比べて難しい言い回しもなくスラスラ読めちゃうところが魅力的。登場するキャラクターの説明もイメージしやすくて、感情移入できる。そして相変わらずすぐに死なせてくれて悔しいことこの上ないけれど、これが魔法少女育成計画なんだから仕方ない。この作品は知れば知るほど噛みごたえが出てくる。もっともっと深く愛していきたくなる。そんな出来栄えである。
-
小説の登場人物を魔法少女でない一般人などに着替えさせたら、『クリムゾンの迷宮』みたいな話。
-
まほいく2作目。かなりサスペンス成分が高まってて展開が気になってどんどん読み進められる。
魔法少女たちを上手いこと殺すなあと思いました(小並感
構成がそれほど強い引きではないんだけど
結果を後追いで回想させるとかの配置にしたりしたり場面を区切り方がちゃんと工夫してあって
読者に飽きさせないで読み続けさせるよう細やかな配慮がされてるところに好感がある
1作目はオチが魔法の国のイレギュラーでした、というのがなんとも軽くてちょっと興冷めしてしまったけど、今作は逆にゲームっぽいフィクションの世界に引っ張りこんで、悪意を自発的に持つマスターを黒幕に配置したことで自分が感じた都合臭は解消されてたのでマル -
おもしろかった~~!
誰が魔王か全然わからなかった!面白い! -
超面白い
-
そして始まる後半戦。
序文から嫌な予感はしてましたが予想以上に後味の悪さが残ります。
覚悟しててもやっぱり好きな子があっけなくリタイアしていくのはツライですねぇ・・・・・・。 -
最後まで予断を許さない状況に、一気に読んでしまいました。そして残る後味の悪さ。
-
魔法少女サバイバル後編。ゲームマスターに踊らされながらも、各キャラがそれぞれの戦い方で一糸報いようとする姿がカッコいい。ファンタジー路線にうまくミステリ要素が絡んでいた。犯人の予想が何となく当たっていたから、一応、前巻のヒントを元に解けるようになっている…はず?
頭蓋骨をカチ割られたり黒焦げになったり、色々と痛々しい。“魔法少女”というブランドをうまく逆手にとっていると思った。 -
残酷で悲しく理不尽で……逃れられない囚われてしまった魔法少女たち。
音楽家クラムベリーが残した負の遺産。
哀しすぎる物語。 -
犯人…というかまず首謀者が前巻にキャラ紹介にすら居ない!これじゃわかるわけない…。犯人当ても後だしジャンケンのようで言わばコナンの謎解き形式で後で一気に明かして最初に何もヒント無し。犯人探し系入れる場合はヒントとか置いた上で読者に当てさせないとって思うんだけどな…。内容は好きな系統。
-
前半は少々退屈だったが、後半にかけて面白くなっていった。やっぱり魔法少女たちは殺し合ってなんぼなんですよ。
予想通りだった場所もあったり、うまくミスリードされてしまった場所もあったりで、どんでん返しも含めて楽しめました。 -
先の読めない展開で楽しめた。最初の魔法少女育成計画の説明で魔王の真実がわかって、正体を予想しながらワクワクしながら一気に読めた。
ただ、いろいろと報われないキャラが多くで後味はけっこう悪かった。
ベルとかラズリーヌとかペチカとかのっこちゃんとか好きだった。 -
上巻でSAO要素を取り入れたと思ったら、下巻では六花の勇者要素を取り入れてきた。
思えば1巻からしてまどかマギカ&バトルロワイアル。
流行りのものを取り入れることは悪いことだとは思わないし、この作者はそれらを自分のものとして昇華できるだけの力量があるからむしろいいんだけど、この作品がそれらの劣化コピーを産み出すきっかけとならないかがちょっと心配。
それらの要素入れときゃ売れるでしょ!みたいな。
ラノベ界ってそういうこと多いからね…。
中身については、俺の好きなキャラが生き残ったー!ってことで満足ですw -
誰が生き残れるか、最後まで予測のつかない展開だった。ラストは前とは違う方向に後味悪い。
-
殺し合いの中で「こいつが一番悪い」ってキャラがいないのが一番後味悪い