いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800205513

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり、この人のこのシリーズは面白い。
    いや、エチュードとか半音階とかアルペジオとか恥ずかしながら全然意味分かんないので、登場人物が演奏しててそれを主人公が聞いて感想を心の中で言ってることはほぼ意味不明なのに、なぜか読み進められるんですね~
    そして、このシリーズの良いところは、終わってからその曲を聞きたくなること。ピアノ曲なんて(ごめんなさい)一般人が普段聞くことないでしょう?でも、この人のこの岬さんのシリーズ読むと聞きたくなるんです、ラフマニノフもドビュッシーも、そして、今回のショパンも。Spotifyなんかで流しながら、本読むとすごく豊かな気分。
    生演奏も聞きに行きたいなぁ
    ピアノは鍵盤さえ押せば音が出るから、機械だって弾ける、だけど、ピアニストが弾くときにはその人の情感や経験などが表現される、みたいなことが書いてあったなぁ。
    大好きなシリーズなのに星4つなのは…最後のエピソードがちょっとできすぎかな~って思ったから

  • 岬洋介も出場するショパン・コンクール会場で殺人事件が起きる。テロ要素が加わるので今作は少しド派手。岬洋介はやっぱいいな。

  • ショパンコンクールがメイン。ショパンが大好きな作曲家の一人なので、興味深く読めたけど、このシリーズの中で、一番ミステリー性が薄く、音楽好きでなければ、面白くないかもです。

  • 岬洋介は安定の格好良さ。今回は世界規模に話が繋がり、スケールが大きくなったなぁと思いました。さり気なく今までの生徒の様子も描かれていたのも嬉しかったです。

  • SL 2023.6.28-2023.6.29
    今回の岬洋介は一段とカッコよかった。
    テロや戦争と音楽の力の対比。

  • シリーズ第3作。難聴を患いながらもポーランドで開催される世界的な「ショパン・コンクール」に出場した岬洋介。テロや殺人事件が連続する中、決勝に進出する。テロで小さな友人を亡くした上、演奏の最中発作に襲われ中止を余儀なくされた彼がとった行動とは…。テロリスト「ピアにスト」を確保し、遠く離れた地で多くの人命を救った彼の洞察力と演奏の力に脱帽。

  • 休日の固め読み

    相変わらず音楽レポート部分が濃い。聴いてみたいと思わせる夢のようなセンテンスなんだけど、実はピンとは来てないからね。

    物語はどちらかと言うと、ピアニストたちのコンクールにかける情熱とか、そもそも演奏にかける情熱の熱量がでかすぎて、そっちに引っ張られてしまう。つまりミステリーというか謎解きがどっちでも良くなってしまう。誰が優勝するの?のほうが興味深くなるという意味ね。

    ショパン聴きたくなるなぁ。

  • 登場人物がみんなその人だけでお話書けるくらい魅力的

  • 岬ようすけが「ショパンコンクール」のため、テロで混乱中のポーランドへ。
    テロリスト「ピアニスト」が起こす殺人事件。
    てな話。

    ポーランドにとってのショパンとは?ショパンの曲ができた背景、その次にポーランドのテロの関係などか主な尺。
    ミステリーは弱め。
    ここの描写がハマる人にはいいかも。

  • 岬洋介シリーズ第三弾。
    ショパンコンサートの開催地であるポーランドが舞台で、主人公もポーランドのコンクール出場者。海外が舞台だからか、前作、前々作とかなり雰囲気が異なる気がした。

    ピアノの描写はいつもと同じように鮮やかさがあり惹きつけられた。ただ、ちょっとマンネリさを感じてしまった。

    テロの描写があり、読むのが少し辛かった。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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