シグマフォース シリーズ⑥ ジェファーソンの密約 下 (竹書房文庫)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801900356

作品紹介・あらすじ

先住民の歴史から調査を続けるペインターたちと、アメリカ建国の歴史から調査を続けるグレイたち。彼らが探すのは、あらゆるものを粉末へと分解してしまう「大いなる秘薬」-古代のナノテクノロジー技術から生まれた物質が大量に貯蔵されている場所。アイスランドでの爆発により、新たにニュートリノが放出され、次の爆発へのカウントダウンが始まる。金でできた地図からグレイは物質の貯蔵場所を突き止める。そこは考えられる限りで最悪の場所だった。アイスランドの百倍以上の規模と予想される爆発によってその地の火山が噴火すれば、全世界に壊滅的な被害が及ぶ。ペインターとグレイは、人類滅亡へのカウントダウンを止めることができるのか?そして、ギルドに関して驚愕の事実が明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • Σシリーズの第六作目。
    今回は、アメリカ合衆国の建国の父トーマス ジェファーソンにまつわる謎、不思議な力を持つアメリカ先住民、ニュートリノとナノマシンなど、歴史的、科学的な題材を扱っている。
    退屈させないストーリー展開と、場面を想像するのが楽しくなる描写はさすがと言ったところ。
    最後の最後で、ペインターが驚きの事実に気付いて、次作につなげる形で終わっているので、間をおかずに次作を読む予定。

  • 今回も期待を裏切らない内容でした。まさか日本のカミオカンデが舞台になるとは驚きです。

  • ペインターメインの感じ。
    なにしろ、
    アメリカ先住民インディアンの話しなんです!
    で、
    よくわからないのが「モルモン教」ですね。
    いわゆる、
    キリスト教の一派なの?
    違うの?
    1830年の頃に教祖様がいわゆるチャネリングで受けた啓示が元になってるのかな?
    新興宗教ではないんでしょうけど、
    キリスト教なの?
    違うの?


    ダマスカス鋼!
    たぶん、
    ロマサガにでてきたんじゃないかな?
    RPGに出てきたダマスカス!
    これ、
    実際のもので、
    いわゆるオーパーツなんですな!
    現代の技術でも作れないんだって!
    どうやって作ったんでしょうね?
    そして、
    その技術はどこから得たんでしょう?
    気になるわぁー!
    でも、
    答えは出てなかった!


    いわゆる、
    インディアンが住まう前からアメリカ大陸に居たといわれる白いインディアン。
    アジア人がベーリング海峡だっけ?
    を、
    渡ってアメリカ大陸にたどり着いた意外にも渡った方法と理由があったのかな?
    つか、
    元々からずっと居た民族が存在して、
    先先住民が居たのなら色々と問題が確かにあるね。。。


    ストーリー的には、
    意外にというかラファエル好きよ!
    愛に生きたね!
    と、
    ギルドの正体判明!
    ギルドというか黒幕の正体かな。
    意外とおもいつつも、
    それ以外だとメカトーフくらいしかいないからそうなるか?!
    まさかのヴィゴーとかね!
    と、
    アメリカって安全と思ってたけど、
    イエローストーンは事実だとそうでもないなぁ。。。
    ヨーロッパに逃げるか?!


    日本人も登場!
    スーパーカミオカンデってあるの?
    実在!


    次のギルドの系譜で一区切り!

  • アメリカ合衆国建国の歴史とナノテクノロジー技術、そしてシグマの宿敵ギルドの謎を追っての手に汗握るストーリー。先住民の歴史を学びたくなる。

  • アメリカの歴史を勉強したくなる。

  • 読書録「ジェファーソンの密約(下)」4

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p189より引用
    “「心配いりませんよ」コワルスキが近づく
    と、拳銃を上に向けた。
    「鍵なら持ち合わせています」”

    目次から抜粋引用
    “火災旋風<承前>
     ゴールドラッシュ
     オオカミとワシ”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第六弾下巻。
     歴史から忽然と姿を消した先住民の謎を追
    い、司令官・ペインター達は国定公園を目指
    した。ガイドの監視員と合流し、謎の解明に
    挑む…。

     上記の引用は、南京錠がかかった格子に対
    しての、シグマ隊員・コワルスキの行動。
    機器が次々と迫る当作品の中で、話が重くな
    りすぎない為に、彼の言動はなかなか重要な
    役どころなのではないでしょうか。シリアス
    な場面が台無しになると、嫌う人もいるかも
    しれませんが。
     闇の組織・ギルドとの対決も、この話で大
    きく動きます。相手の正体の核心に近づき、
    次の話に盛り上がりをみせる、大切な部分と
    なっています。

    ーーーーー

  • ネタはよかったんだけどなあ…。ニュートリノで位置を正確に見積もれるとか、残り時間6分とかいうので醒めてしまった。あと、グレイの両親…結果オーライと思ってしまうのは自分だけだろうか。セイチャンとの件はよかった。
    なんだか文句が多くなってしまったが、シリーズも終盤の布石が見えてきたところで、次はもう少し味わって読もう。

  • それまで断片的な情報のみだったギルドの実態が前作からようやく繫がりはじめ、今回重要な結論を導くに至る。
    真の血筋の正体を導きだすのに必要な設定だったのかもしれないが随分と飛躍した内容だったと思う。前回ギルドはエジプトに拘るということが判ったが、今回はユダヤの失われた士族。
    あとで振り返ってみると、トートシーアントソー ・プートシーヴのナノテクノロジーとは結局のところ何だったのかよくわからなかった。
    ギルドはそのナノテクノロジーを追い求めていて、先住民とアメリカ建国の父は協力してそれを隠し続けたということは理解。
    で、モルモン教はどう関係するのか、私の理解力ではよくわからなかったな。
    最後にハンク・カノシュが金の板をモルモン協会に寄贈するところででてくる謎の人物とは?
    このあたりが次作で明らかになるのかと楽しみになった。
    今回最後に悲劇が訪れるが、死んだと思っていた人達が生きていたり、意外な人が生き残ったりしたので、今後の展開に関係してくるのかもしれない。
    全体を通して今までとは少し違う感じだったか、それぞれの活躍は面白かった。アメリカのデリケート部分を扱っている緊張感は伝わってきた。
    このシリーズは間をおいて、次作を読んでいたが、今回は忘れないうちに次を読もうと思う。

  • シグマフォースシリーズ、6作目。

    前作の「ケルトの封印」から続くギルドとの直接対決。今回はアメリカが本舞台で、アメリカの先住民と建国に関する話。

    先住民がテーマなだけに、その血をひくペインターがほぼ主役。グレイも好きだけど、司令官のくせにジッと出来ずに駆けずり回るペインターも好き。ただ、アメリカよりもヨーロッパが舞台の方が私は馴染み深くて理解しやすいかな。歴史的にも地理的にも、いまいちピンと来づらかったかも。

    今作はシグマフォースのメンバーのプライベートにも大きな問題が。国家防衛に関わる仕事の最中にいながら、家族問題が結構考慮されている場面が多く、あまり日本では見掛けなくて新鮮だなと思ってみたり。グレイの今後と、モンクの去就がどうなるのか、次作の展開が気になる。

  • 面白かったです。
    今回はぺインター・クロウの活躍でしたけど、コワルスキーとの相性がいいんだか悪いんだかのやり取りにニヤニヤしてしまいました。
    初期のアメリカ先住民はアジア起源と言うのに驚いたのは私だけ?
    それにしてもこのシリーズに登場する人達がそれぞれとても魅力的で素敵です。子どもがからんでくるとちょっと弱いのですが、カイが実に勇敢な少女でした。
    グレイのママはとても残念でした。
    父親の病室の外でのセイチャンの言葉に思わず涙してしまいました。
    さて次も読まないと、10月には新書も出るんですね、予約注文始まってますが、楽しみです。

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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