しょうもないのうりょく (1) (バンブー・コミックス)

著者 :
  • 竹書房
3.80
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本棚登録 : 159
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801969780

作品紹介・あらすじ

見るだけで服のサイズが分かる異能、果物の旬が分かる異能、蚊を一撃で倒せる異能など、この世界では誰もが取るに足らない「異能」を持っている。
主人公OL・星野は、書類を崩さずに詰める異能と、あともう一つ、人には言えない異能を持っていた。
それは他人の異能が分かる異能。そしてしょっちゅう風邪を引いている同僚の藤原に、超レアな不老不死の異能があると分かり!?
ちょっぴり変わったオフィスを舞台に繰り広げられるSF(すこし不思議な)異能力オフィスコメディ!

感想・レビュー・書評

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  • 狙ったカードを一発で引ける異能羨ましすぎでしょ!!(※本筋とはまったく関係ない感想です)

    ゆるっとほっこり日常かと思ったら、お仕事描写はちゃんと会社員が読んで共感できるていねいさ。
    「一般的な日本の企業で起こる出来事、そこにちょっとした異能が絡んできたら……?」みたいな面白みがある。

  • 個人的にツボだったのは「相手に韻を踏ませる」異能。「しりとりがめちゃくちゃ苦手」だなんて、ニッチにもほどがある弱点……

    しょうもなさにも二通りあって「すごいけど役に立たない」と「地味だけどすごく便利」、いずれにせよ争いには馴染まない。折り合いをつけて日常に溶け込んでいる様子がリアル。「不老不死」とか出てくるのに。
    競争社会への皮肉が込められているのか、そうでもないか。「才能とは」「自分らしさとは」「長所を活かす仕事とは」について深読みを誘う。

  • 記録用(Kindleで読了)

  • あざといかな、笑うにもホッコリするにもやや微妙

  • ああ〜、しょうもないのに、おもしろい〜。

    全人類には検定でわかる「異能」があって
    その異能が就職の資格にもなる世界のおはなし。
    でも「しょうもない能力」だから(笑)
    世界征服できるとか、そういうのじゃないの。

    例えば主人公・星野は「書類を崩さず置ける能力」
    (と実は「他人の異能がわかる異能」も)
    同僚の方々の「誤字脱字がわかる能力」とか
    「カロリーがわかる異能」は実生活の役に立ちそうですが。
    一番すごいのは「不老不死」の藤原さんだけど
    検定嫌いなので自分の異能を知らない。

    まさか、こんな設定でオフィスものが楽しめるとは!

  • 根っからの悪人が出てこないところに好感。
    自分や、周りの人の(持っているかもしれない)異能を考えて、楽しい。

    藤原くんの不老不死ってすごいな。フィクションだけど、いろいろ大丈夫なのか。

  • 読み終わった第一声、「好き」。こういうの読みたかったなあ、と。誰もがしょうもない能力、ちょっとした異能を持つ世界で繰り広げられるコメディ。ちなみに主人公星野さんの能力は「書類をきれいに積み上げることができる」。星野さんの会社は、異能と職務を特にリンクさせない方針。社長いわく「後天的な努力も評価したいから」と。そこへ社長の弟が乗り込んで、異能コンサルを連れてきて社内を引っ掻き回すが…と。超能力系のストーリーだと、超能力正義!超能力絶対!みたいなことが多いけど、それ以外のことももちろん大事だよてのが底にかんじられてあたたかい。ちなみにわたしのしょうもない能力は、「どんなにお腹がすいてなくても、お店に向かう途中に、猛然と食欲がこみ上げてきて、店に着いたら美味しくいただける」です。

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著者プロフィール

デビュー作「さよならガールフレンド」(祥伝社)が、3月の「このマンガがすごい!」ランキング(オンナ編)の第1位に選出されるなど、2015年最注目の新鋭作家。

「2015年 『低反発リビドー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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