29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (オープンブックス)
- アース・スターエンターテイメント (2011年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803002225
感想・レビュー・書評
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一気に読めた。「死ぬ気でやってみろよ、死なないから」という言葉を思い出した。悶々とした毎日を送っている人は読んで損はないと思う。
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ストーリーのはじめの方で死のうとした著者と同じような絶望的な人生を歩んでいて、何か良い本はないかなと探して巡り会ったのがこの本。
ラスベガス豪遊という目標がはっきり見えてから、水商売やヌードモデルをやったり正直むちゃくちゃ(太って醜かったとは書いてあるけど、死ぬ気であったはいえ最初から自分に結構な自信がないと銀座のホステスなんてできないと思った)だし、その後の素敵な出会いの数々など、話がうまく行き過ぎのような感は否めない。ただ、うまく行き過ぎだと思うくらい人生が変わったのでしょう。ジェットコースターのような忙しい日々を、がむしゃらにとにかく努力されたんだと思う。私ももうすぐ30の誕生日を迎えるけど、本当は絶望する暇もないくらい頑張って目標のために努力しなきゃいけないんだと思う。そして、分かっていても行動に移して続けるのが一番難しいことだから、著者の実行力は本当に素晴らしいと思う。 -
人生が上手くいっていない人にぜひ読んでほしい。
期限を決めて死ぬ気で(実際に死のうと思うのは行きすぎだと思うけど)物事に取り組めば、何か変わるかもしれない。 -
29歳。趣味もない。友達もいない。彼もいない。
死ぬ勇気もない。
小さい時は勉強できたけど、高校では落ちこぼれ。
主人公の境遇は、私とすごく似ていた。
そんな主人公が人生のゴールを決めて、ひたすら頑張る話。
文中「すごく太っていた」と書かれていたけれど、
そんな容姿で夜の世界に挑もうとした勇気がすごい。
そしてそんな容姿にもかかわらず、
周りからいじめられることなく、かわいがられたのは、主人公の生まれながらの人柄かな?うらやましい。
人生は無限ではなく有限。
毎日ダラダラ過ごすのではなく、目的を持って生きる。
当たり前なことだけど、実行するのは難しいこと。
でも、そういう意識を持って私も毎日生きたいなと思う。
絶対、毎日の充実感が違ってくるはず。
とりあえずの目標は、「知り合いを増やす」。
慣れてきたら「友達をつくる」にしようかな。
この本の主人公が、人を通していろんな世界に触れ、
とても楽しそうだったから。
今まで人との縁をすごく雑に扱ってきてしまった…。
すこ~~しだけ反省。でもしょうがない。
これからこれから。 -
人間死ぬと決めてやればなんだって出きる
という言葉を実践した方の本。
いかに言い訳の中で生きているんだろうと考えさせられる。 -
世代の葛藤。
20代の不安。
何があるんだろ。何ができるんだろ。
漠然とした不安とすぎていく時間。
共感してしまって。
新しい自分。 -
主人公は29歳になった派遣社員の女の子。一人ぼっちで迎える29歳の誕生日に、「自分はどうしてこうなってしまったんだろう・・・」と人生を振り返る。
自分の人生の主役は自分で、自分の人生の道は自分で切り開く。そんな風に思える、なんだか勇気をもらえる1冊だった。アマリ自身が、なんというか素直でまっすぐなのも魅力的だった。
ブログにて詳しいレビューしています*
https://happybooks.fun/entry/2015/03/27/000000 -
自分自身、当時の著者と同じ年齢で、これからの人生に漠然とした悩みを抱えていたため、参考になりそうな本を探していたところ、たまたまこの本を見つけて読んでみることにしました。
分厚さはあったものの、サクサク読み進められる内容だったので1日で読み終わりました。
結論、とても感動的なお話でした。
何事にも死ぬ気で取り組めば、結果として良い未来に繋がるということを著者の実体験をもって感じることができました。また悩む暇があったらまずは行動してみること。自分が思う自分と相手から見た自分は異なるということ。本当の美しさとは、年齢や外見などは関係なく内面から磨かれていくということ。学びが多い一冊でした。
物事の感じ取り方は人によって千差万別で、誰一人として同じ人間はいないのだから、自分のやりたいと思ったことを精一杯やればいいのだと改めて気付かされました。またいつか悩んだタイミングで、この本を手に取りたいと思います。 -
29歳の誕生日に自分の人生を虚しく感じた女性が、一年後の30歳の誕生日にラスベガスで自分の人生をかけた勝負に挑むまでの話。『私は、人生に限りがあることを意識していなかった。だから、時間を無駄にし、何のビジョンも持たずにただなんとなく生きていた。何もせず、ただ嘆いてばかりいた。けれど、この自己暗示に追い立てられて初めて、私は人生を全力で走り出した。(中略)文字どおり「死ぬ気」になったからこそどんなことでも乗り越えられたのだと思う。生きるパワーを与えてくれたのは、私の決めた「余命1年」という自己暗示だったのだ。』
p146
カジノのほとんどのゲームは、長期的に見た場合、必ずカジノ側が有利になるようにできている。けれど、このブラックジャックだけは違う。プレイヤー側の選択肢が多く、計算を駆使すれば、プレイヤー側を有利に近づけることができるのだ。