ドクタ-・オガワに会いにいこう。: はじめてのマ-ケティング

著者 :
  • 千倉書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805108451

感想・レビュー・書評

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  • 「マーケティングって何だろう?」という気持ちをすっきりさせてくれる一冊です。本書は、マーケティング初心者向けに書かれていますので、出来るだけ平易な文章で書かれていますし、1時間程度でサラッと読むことができます。

    需要を喚起するためには、ターゲットを絞ることから初め、そのターゲット(お客さま)に対する期待値を上回るよう努力することが必要です。そのため、製品開発や、製品を提供する仕組みを考える必要があるんだと再認識できました。また、ブランド作りの重要性についてもイメージすることができました。4Pや4C、その他、もう少し深いところについては、ほかの本を手に取る必要があるかと思います。

    それ以上に重要なことは、「お客さまのことを考えること」。いや、わかっているつもりなんですが、これを実際の業務で発揮することが難しい。これは、製品を購入してくださるお客さまのことだけじゃないと思うわけです。つまり、上司からの指示も、これはお客さま(クライアント)からの依頼と捉えることができると思うんですよね。上司が求めていることをよく聞き、その期待度を上回る成果を出すことも、マーケティングじゃないかと。

    なんにせよ、本書を絵本と馬鹿にすることなかれ。マーケティングに興味がある方×初心者であれば、是非手にとってみてください。

  • サブタイトルは、「はじめてのマーケティング」という通り、絵本でマーケティングの基礎が書かれています。



    絵本と思ってバカにするのは大間違いで、私もあまりイメージがわきにくかったマーケティングの必要性が本当に分かりやすく書かれています。



    新入社員の研修でも使えるのではないでしょうか?

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著者プロフィール

小川 進(オガワ ススム)
神戸大学大学院経営学研究科教授、MITリサーチ・アフィリエイト
1964年兵庫県生まれ。87年神戸大学経営学部卒業、98年マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院にてPh.D.取得。2003年より現職。研究領域は、イノベーション、経営戦略、マーケティング。
主な著作に『イノベーションの発生論理』『はじめてのマーケティング』(ともに千倉書房)、『競争的共創論』(白桃書房)、『ユーザーイノベーション』(東洋経済新報社)がある。
英語論文では、フランク・ピラーとの共著“Reducing the Risks of New Product Development”やエリック・フォン・ヒッペルらとの共著“The Age of the Consumer-Innovator”(ともにMIT Sloan Management Review掲載)などがあり、ユーザーイノベーション研究では世界的な評価を得ている。組織学会高宮晋賞(2001年)、吉田秀雄賞(2011年、準賞)、高橋亀吉記念賞(2012年、優秀作)などを受賞。

「2020年 『QRコードの奇跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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